これは販売それともリース?ネットを絶句させたPCデポのHDD「5TBで8,500円(但し4TBはクラウド)

これは販売それともリース?ネットを絶句させたPCデポのHDD「5TBで8,500円(但し4TBはクラウド)

PCデポの店頭で撮影されたという値札の写真に多くの人々が絶句しているようです。

これはネットに投稿された画像が話題になっているもので、ポータブル外付けHDDが「5TBで8,500円(セルフスタイルノンサポート価格7,000円)」と書かれていますが、よく見ると5TBの内訳がこうなっています。
「5TB(1TB+4TBクラウド)」

つまりHDDとしては1TBで、4TB分はクラウドにネット保存することで5TBですよ、という意味だと捉えられています。更に小さくこんな但し書きも。

「※購入月を含む12ヶ月間ご利用いただけます。以降は年額13,000円(税別)の更新料金でご利用いただけます」

「これは販売ではなくてリースではないのか」という疑問が相次いでいますが、代金を支払えば済む通常の購入形態ではないことは「※お申し込みにはご本人様確認書類(免許証など)、クレジットカードが必要です」と書かれていることからも明らかで、仮に法的には無問題であるとしてもこういう販売方法はまずいのではないか、との声が殺到しています。

またPCデポが提供しているクラウドサービスの規約を見ると「データ等のバックアップ」という項目にこう表記されています。

「当社は本サービス内に蓄積されたデータ等について、その破損に備えて予めデータの複製を行いません。また、何らかの事由により破損したデータの復元はいたしません。」

今回の商品表示札にはどのクラウドサービスを利用できるのかについて明記はされていないものの、こうした規約に準じているとすればバックアップすら取られていないクラウドなど怖くて利用できない、という声も上がっており、サービスそのものの水準に対する疑問が広がっています。

とは言え、今回のHDD本体が1TBで買い切り7,000円だとすればアマゾンで販売されている1TB HDDが7,000~8,000円台程度からあることに鑑みれば価格的には決して高いとは言えません。

但し、4TBの外付けHDDがアマゾンで13,000円台から購入できることを踏まえると、「年額13,000円」というPCデポの手法に疑問の声が出るのも致し方無いと言えそうです。