サイン会中止騒動について「虎ノ門ニュース」がメールや日報など示して有田議員の説明に反論

サイン会中止騒動について「虎ノ門ニュース」がメールや日報など示して有田議員の説明に反論

千葉麗子さんのサイン会が中止になった騒動を巡って作家の百田尚樹氏が1月24日、「真相深入り!虎ノ門ニュース」で各種の証拠を挙げて民進党・有田芳生議員の説明に反論しています(画像は番組より)。

1月12日に予定されていた東京堂書店における千葉麗子さんの「くたばれパヨク」サイン会中止については新聞や週刊誌も取り上げるなど高い関心事となっていますが、現在の焦点はサイン会が中止となった真相はどういうことだったのかという点です。
抗議によって中止に追い込まれたと主張する青林堂や百田氏に対して、民進党の有田議員は「脅迫のようなものはいっさいなかった、と店長から聞いた」として手続き上の問題だったとの認識をTwitterで示していましたが、1月24日の「虎ノ門ニュース」は百田氏が複数の「証拠」を提示して有田議員に反論する内容となっていました。

百田氏は12月上旬の段階で東京堂書店と青林堂が打ち合わせしていたとする指摘や青林堂宛に届いた請求書、それに東京堂書店側から青林堂に届いたメールの文面、更には青林堂の社内日報まで明らかにして抗議があったと結論づけています。

最も注目されるのは1月4日の夕方、青林堂宛に書店から届いたメールとされる文面で、ここにははっきりと「軽い脅しのような内容の電話が来ました」と書かれているのです。「1/12イベント開催に対して軽い脅しのような内容の電話が来ました。お話を伺いたいのでご連絡頂けますでしょうか」

また1月12日の青林堂社内日報には有田議員のツイートを受けて青林堂スタッフが東京堂書店を訪れ、書店側が有田議員に対してどのような説明を行ったのかと確認した際の報告が記されており、書店側は「クレームが相次ぎ、万が一を考えて『書店側』の判断で中止にした」と有田議員に対し話していたと報告されています。

こうした点から百田氏と「虎ノ門ニュース」は抗議が実際にあったと結論づけているわけですが、同時に有田議員からの反論を受け付けるとしており、今回の放送によって今度は有田議員の反応に注目が集まりそうです。

「虎ノ門ニュース」では1月24日に約30分を使って騒動を時系列で追いながらこれまでの関連ツイートや文書を交えて主張を展開していましたが、百田氏は抗議があったとの前提に立ち今回の件についてこのように懸念しています。

「言論を暴力を示唆するような脅迫によってこれを中止に追い込む。これ自体が大問題ですが、更にはですね、これが中止に追い込まれたという事実を発表した時に『それは全部嘘だ』と言うて脅迫の事実も言論弾圧の事実もなくしてしまうような、そういうデマを張る。これはね、もっと恐ろしいことやと思います。そこに国会議員が絡んでる。国会議員が加担している。これはね、大変なことやと思いますよ。」

大直言

著者青山 繁晴,百田 尚樹
価格¥ 1,404(2017/11/23 12:23時点)
出版日2017/01/31
商品ランキング100,389位
単行本(ソフトカバー)208ページ
ISBN-104103364130
ISBN-139784103364139
出版社新潮社