森友学園問題から朝日や読売・朝鮮学校への土地売却経緯の明示求めた維新・丸山穂高議員の質疑に反響

森友学園問題から朝日や読売・朝鮮学校への土地売却経緯の明示求めた維新・丸山穂高議員の質疑に反響

2月24日に衆議院の財務金融委員会で質疑に立った日本維新の会・丸山穂高議員が森友学園への土地売却問題から他にも国有地や公有地についての怪しい取引事例が存在するとして朝日新聞や読売新聞、それにNHKに朝鮮学校まで挙げて反響を呼んでいます(画像は衆議院より)。

朝日や読売への売却も経緯明らかにすべき
丸山議員は森友学園問題の一番の肝は9億円の価格であった筈の土地から8億円値引かれた経緯だとして情報公開を求める流れから「国有地の売却というのは非常に怪しい案件が沢山ある」と指摘、森友学園と似たような構図で取引されてきたのではないかとして複数の大手メディア本社社屋の土地に言及してトップへの参考人質疑を要求していました。

それによると朝日新聞は築地の一等地を当時ひと坪200万円は下らないと言われていたにも関わらず56万円で、読売新聞は大手町でひと坪600万円の土地を83万円でそれぞれ国有地の売却を受けていたとし、更にある書籍から引用する形で読売新聞は当時の首相などに直談判して交渉を進めていたと記されているとして経緯を問い質しましたが、理財局長からは「文書の保存期限が過ぎているため確認できない」。

丸山議員は次に公有地の払い下げについて朝鮮学校の例を挙げ、大阪・兵庫・東京でそれぞれ公有地の格安貸与・格安譲渡が行われていたことに疑問を呈し、朝日新聞や読売新聞それに朝鮮学校関連のトップをそれぞれ参考人質疑に呼ぶよう委員長に求めていました。

森友学園の問題については追及しなければいけない、とはしながらも、似たような構図の事例についても同様に追及すべきだとする姿勢の丸山議員は森友学園の教育勅語への批判は朝鮮学校における教育に対しても同様に向けられるべきではないのかとするなど国民の財産をどうやって守っていくのかという観点から議論を進めていくべきだとの見解を示しています。

丸山議員は約15分間の質疑において、約半分をこの件に費やしていましたが、大きな反響を呼んでいるにも関わらず、大手メディアが今のところこれを積極的に報じていないという点も関心を集めているようです。

維新・丸山穂高議員の質疑
森友学園の問題から「一方で調べてみますと」と語りだした丸山議員の発言。

丸山「国有地の売却というのは非常に今まで怪しい案件が沢山あります。これしっかり、森友の件をやると同時に国有地・公有地の売却だとか譲渡の全体の状態もしっかりと明らかにしていっておかしいものがあればおかしいと言っていくのが並びとしては筋だと思うんですが。

例えばですねぇ、この件真っ先に追及されてるマスコミの皆さん。この『新聞は死んだ』という本があるんですけれども、これ書かれたのはマスコミにずっといらっしゃった記者さんなんですけれども、そこによると朝日新聞は今の築地の一等地に新社屋、当時建設中で今もありますけどね、そこに作るに当たって昭和50年当時3.3平方メートル、ひと坪あたり200万円を下らないと言われている土地に対して56万円の安さで国有地を。その交換条件として浜田山の土地に官舎を建てるとバーターしたみたいなんですけど、調べるとそこはその後なんか遺跡が出るみたいな話しでですね、似たようなゴミが出るとか遺跡が出るとか、それでですねそこの価格が操作されてるんじゃないかと。

まだまだあります。読売新聞も同じように。50年当時この土地はひと坪あたり600万円。今ありますね。600万円って言ってるのが読売新聞は83万円でこれ国有地売却を得ているんですよ。

それでね、この本によると、こともあろうに読売新聞の社長はね、田中角栄さん、福田さん、大臣、池田佐藤両首相に直談判してこの交渉を合意に進めたって言うんですよ。あれ確か、この森友学園の件、直談判あるんじゃないかって追及が今されてるんだと思うんですけど、これマスコミも国有地こういう風にやってるんじゃないんですかね?そういう事実ありますか?」

佐川理財局長「お答え申し上げます。今委員ご質問の件につきましては大変古いお話でございまして、既に保存文書の期限が過ぎてございまして事実確認出来ない状況でございます」

丸山「全く同じ構図ですよねぇ。保存文書の期間が切れてるから開示できない。これね、とすると、いや新聞社側にはしっかり残ってると思うんですよね。新聞社って普通こういう資料きちんとずっと残してます。なので、これ今ちょうど資料がないという話で共産党さんから参考人質疑、これ森友の件しっかりやらなきゃいけないんで籠池理事長、そして立川元次長、参考人質疑やりましょうよって話してますんで、この本では色んな新聞社が出てるんですよ。NHKは出てるんですけど、NHKは総務委員会で聞けますんで、主に出てます朝日新聞の渡辺社長と、そして読売新聞の白石会長山口会長(社長?)いずれにせよ責任者も同様に同じタイミングで参考人質疑をお願いしたいんですけど委員長どうですか?」

委員長「理事会で協議致します」

丸山「同時にね、公有地ってまだまだ怪しいものあるんですよ。それがね、朝鮮学校です。これは国の話じゃないんでということで事前に聞いていてお答え出来ませんというので質問まではしませんが、例えば大阪市。同じ大阪の東成区の土地の大阪朝鮮学園へ半世紀以上、50年以上ですね土地を格安貸与してその後売却してるんですよ。公有地ですよ?財産じゃないですか。公有財産がそうなっている。

兵庫の尼崎市も兵庫朝鮮学校に同様に普通相場が年間2,600万円の土地をですね年間26万円。その後変わりましたが260万円、10分の1で貸してるんですよ。東京都の土地も東京朝鮮学園に20年間無償貸与して、最終的な譲渡、市価の10分の1の1億7,000万円。10分の1で最後売ってるんですよ。

でね、これ東京の場合も同じで元々ゴミの処分地だったそうなんですよ。それに対して、恐らく適正な価格を考慮したら市価の1億7,000万だということなんで、これもね結局同様の案件、似たような案件が国有地・公有地で起こってるんですよ。でこの北朝鮮の関係も聞いていきたいんで、朝鮮学園の校長もしくはトップの方、同時に参考人質疑の後呼びたいんですけども、委員長」

委員長「理事会で協議致します」

丸山「しっかりねこれタイミングでこの公有地・国有地の、国民の財産。野党側は1円でも無駄遣いしないと言っているんですからしっかりこれね、全体の問題として確認していかなきゃいけないと思うんですけれども、総理お伺いしたいんです。この問題根が深いと思うんですよ。で、今回これのみ騒がれてますけどね、実際は同様の案件がいっぱいあるんじゃないかなぁと思うんですけども、そうした点に関してどのようにお考えなのかよろしくお願いします」

安倍「今、ご議論があった例えば朝鮮学校の件でございますが、これは各県においてですね様々な特例の措置が取られていたのは事実であります。教育内容にも様々な問題があったことも事実だろうと、このように思います。それに対しましてはいわば補助金が出ていたのも事実でございまして、売買以上の問題もあったのではないかとこのように思慮するところでございますが、いずれにいたしましても国有地等々に関わることについてはですねきっちりと説明する責任はあろうと、このように思うところでございます」

丸山「これね例えば朝鮮学校の話が今出ましたけど、その籠池さんの学園の方は、フォローするわけじゃ全くありません。おかしいんであればしっかりこれは追及しなければいけないんですけど、例えば教育内容で教育勅語がどうこうとかね、憲法改正のビラを配ってるみたいなことを追及されてましたけどね、まさしくこれ朝鮮学校だって、ミサイル飛ばしてる、我が国の国民を拉致してるようなそんな国の、金総書記の写真を掲げたりですね、その思想をですね礼賛するような教育をやっているわけですよ。そうしたところに対して、公有地・国有地の問題があるって疑惑が出ているわけなんで、しっかりこの先、今まで議事録調べたんです。殆どこの国有地の払下げの件なくて、50年以上前にNHKの件、渋谷の土地の件があったのみだったんで、これこの問題、森友学園の件を皮切りに、やっぱりこの公有地・国有地を、どうやって国民の財産を守っていくのか、しっかりこの議論進めていかなきゃいけないと思いますんで、委員の皆さんよろしくお願い申し上げたいと思います。」

朝日新聞や読売新聞、それにNHKや朝鮮学校への国有地・公有地売却について

経緯を明らかにする必要がある
経緯を明らかにする必要はない
その他