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民進党・江田憲司代表代行が記者会見で「初鹿明博問題」でのガバナンス問われ苛立ち見せる一幕

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民進党の江田憲司代表代行が4月21日に行った記者会見で、中川俊直衆議院議員が自民党を離党したことに関連した責任論についてのやり取りの中で、記者から初鹿明博議員の問題と党のガバナンスを問われる一幕がありました(画像は民進党より)。

「初鹿問題」で苛立ちも「ブーメラン」

江田代表代行は中川議員の問題について本人からの説明を聞きたいとしながらも安倍昭恵さんの名前を出し「最近の流行りはFacebookでポロっと書いて終わり」と十分な説明責任が果たされていないとの見解を示した上、中川議員については本人が会見を開いて說明した上で自身の判断が妥当ではないと判断されれば、自民党が何らかの処断をするというのが筋だ、と語っていました。

また一般論として国会や地元での職務が遂行できないようであれば疑惑の真偽がどうあれ議員辞職に値する、との考えを明らかにしていましたが、同時に他党の議員についてあれこれ言う立場にはないとして判断を下すのはまだ時期尚早、と考えているらしいことを窺わせてもいました。

そうした中、中川議員への辞職要求が民進党の「前歴」に照らし妥当なのか、と疑問を呈す質問が複数の記者から聞かれます。ある記者は中川議員の言動は「人間としてよくない」としつつも「これは、わたくしごと、なんですよね」と語り、民進党の青年局長だった初鹿明博議員の女性問題を取り上げ「会見もしてない」と党のガバナンスを批判、「もうちょっとケジメをつけて下さい」と注文をつけていました。

初鹿明博議員の問題とは週刊新潮が2016年年末の新年特大号で報じていたもので(下記の関連URL参照)民進党の初鹿明博議員が20代の舞台女優と飲食中、ズボンを脱ぎ始めたりラブホテルに連れ込もうとした上、週刊新潮記者の取材に対し「みんな奥さん以外に、はけ口求めていると思うよ」と答えたとして強い批判を浴びていた件です。

初鹿議員は当時、「はけ口」発言になぞらえて「はけ口明博」などと揶揄されていましたが、ネットでは騒がれていたものの大手メディアが積極的に報じなかったため大した騒動にはなっていませんでした。

江田代表代行に「もっとケジメを」と苦言を呈した記者は更に「初鹿さんの時も会見してないんですね」と中川議員に記者会見を求めるのは筋が通らないではないか、と迫りますが、江田代表代行は「それは事の重大性に応じて判断すべき」とした上で「初鹿さんのはあんまり詳しく覚えてません」と防御線を張ると中川議員のケースでは「ストーカー」「重婚」と違法行為である可能性があることから初鹿議員の件と同列に扱うべきではないのではないか、との考えを提示。

ところが今度は別の記者が「初鹿議員の場合も女性が嫌がっているのであるから訴えれば何かしらついてくると思う」と江田代表代行の発言に異を唱えます。この記者は中川議員の場合には週刊誌の発売前に政務官を辞任したが、初鹿議員の場合には雑誌が発売されてから幹事長が叱責しただけだとして民進党の危機管理に疑問を呈していました。

すると江田代表代行は初鹿議員の問題についての質問が続いたためなのかここで明らかに苛立った様子を見せ「早刷りを見たかどうかは基準にならない」「どうやって手に入るんですか!?」と声を荒げ「適正な手法で手に入ります」と答えた記者との間に緊迫した空気が流れますが、最後には「早刷りで辞任したか発売されてから処分されたかで論じる事自体おかしい」と述べ、この件を終えていました。

しかし、「早刷り」に言及した記者に対し「公で質問することじゃないと思いますよ!?」と不快そうに答えていた江田代表代行は自身のこの発言が新たなブーメランになっていたことに気づいたでしょうか。3月2日の参議院予算委員会で森友学園問題を追及していた民進党の杉尾秀哉議員は関連記事が掲載された週刊誌をまだ購入していないと答弁した官僚に対しこう指摘していたのです(関連記事参照)。

杉尾「購入なんて言ってないですよぉ。こんなの前日にゲラが出てみんな見るんですよぉ!常識ですよそんなこと!そんな抗弁通じませんよ?」

週刊誌は発売前に読むのが当然だ、と国会という公の場で語っていた杉尾議員に対し、江田代表代行はどのように対処したのでしょうか。

いずれにせよ江田代表代行の会見では襟を正さない民進党への不満が根強く横たわっていることが明らかになった上に、初鹿議員の問題に触れた2人の記者がそれぞれフリーであったことから、大手メディアの民進党への「忖度」までもが浮き彫りになったと言えそうです。

江田憲司代表代行の発言

記者の発言は要旨。

記者「中川議員の行為は人間的によくないが『わたくしごと』であり政務官の仕事をサボってたわけではない。しかし今日の本会議を欠席したのは国会議員としての職責を全うしていないわけだからこれが続くのであれば議員辞職でいいと思う。だが青年局長だった初鹿議員が女性を呼び出してラブホテルに連れ込もうとした問題で民進党は会見も行っておらず職分を外しただけで何もしていない。ケジメを付けないから自民党が問題を起こしてもブーメランになる。もうちょっとケジメをつけて下さい」

江田「いや、そのー私は申し訳ないですが今仰られたような事案が、その通りかどうかはちょっとあのーわからないので、そういういろんなスキャンダルとか政治家としてあるまじき行為をした場合にですね、しっかりケジメをつけろっていうのはその通りですね。

で、まぁケジメの付け方としては党のいろんな処分規定があって、しっかり倫理委員会にかけて処断するということになろうかと思いますし、まぁそれが生ぬるいと言うことであればまた有権者からご批判を受けて、というメカニズムになってると思いますからねぇ、まぁそういう意味での、あのー自らも戒めていかなきゃいかんとは仰る通りだと思います」

記者「中川議員が会見していないと言ったが初鹿議員も会見していない。それが言いたかった」

江田「その事案の重さだと思いますけどね。僕は初鹿さんのあんまり詳しく覚えてませんけども、週刊誌に書かれたっていうのは事実なんでしょう。だけどまぁその事の重大性に応じてやはり判断すべきだと思いますけども。

だから今回の場合は、何もその、私はあのあんまり詳しく読んでませんけど一応見出しとか見ると、ストーカー疑惑であるとか、重婚疑惑とか言われてるわけでしょ?それは違法行為ですから。違法な。明らかなこれ。あのーストーカー防止法違反ということもありますからもしそういうことを指摘された場合はね、ちゃんと説明責任果たさねばいかんと思いますけども、それがちょっと初鹿さんの例がどうこうっていうのは今ちょっと比較する材料を持ち合わせていないのでね、まぁご意見は承っておきたいと思います。

それでまぁ今仰られた中で私がそうだと思ったのはね、先程私が言いましたように国会議員としての職責がですね、現実問題真偽がどうあろうが尽くせないのであればね、それは議員をやっててもしょうがないですから自らの判断で議員辞職すべきだと思いますよ。それは。ですから仰られるように(中川議員が)今日の国会に出てこられなかった事情は私は直接聞いてませんがね、これがずーっと国会をお休みになるような状態が続いてあるということであればそれは即、国会議員としての職責が全う出来ないってことですから、それは自らご判断されてね、議員辞職する、もしかしたら辞職勧告決議案ていうのもありますから。強制力ないですけど。まさにそういうことであればそういうことも視野に入ってくるんでしょうね。だけど今の時点でちょっとなかなかそれは判断しづらいということだと思います」

記者「初鹿議員の場合も女性は嫌がっていたわけであるから訴えれば何かしらついてくると思うが中川議員は早刷りが出る前日に政務官を辞任した。しかし初鹿議員は週刊誌が発売されてから幹事長が叱責しただけだったと記憶している。党のガバナンス、危機管理はどうなのか」

江田「(声を荒げて)申し訳ないですけど早刷りを見たかどうかで基準にならないと思いますよ!?公で質問することじゃないと思いますよ早刷りを見たみないなんていう話は。じゃあ早刷りってどうやって手に入るんですか!?それは適正な手法で入るんですか?(別の記者「入る」「適正な手法で入ります」)入るんですか。それは私はそうは思いませんので。(記者「いや、それは私が責任を持って」)いやいや、早刷りのときに辞任したか、正式に発売されてから何かの処分がついたかで私は論ずること自体おかしいと言ってるんです公式で。」
 

民進党は初鹿明博議員に何らかのケジメ取らせるべきだと思う?

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関連URL:【デイリー新潮】民進党議員、舞台女優をホテルへ引っ張り“玉砕”のすごい言い訳

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