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「何回となく答弁してます」「何っ回も答えてます」菅長官の注意連発で東京新聞女性記者がまた空振り

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12月14日の会見で「昨日全てお答えしています」と苦言を呈されたばかりだった東京新聞の女性記者が、12月15日の会見でも菅官房長官から「何回と無く答弁しています」「何っ回も答えてます」と再び注意を受けていました。

菅官房長官が注意連発の上に呆れたように笑い浮かべ

12月15日午後の会見に出席した東京新聞の女性記者は米軍ヘリの窓落下事故からの地位協定見直し、巡航ミサイル導入、増税そしてニュース女子BPO問題と質問内容を次々に変えて政府追及を試みましたが、菅官房長官からは複数回に渡り苦言を呈された上、呆れたように笑みを浮かべられてしまう場面まで見られていました。

記者はまず米軍ヘリの窓落下事故に関し根本的な改善を米側に求めるためには地位協定の見直しが必要ではないかと質問。「政府としての姿勢に変わりはない」という答弁の後、「全く考えてないという理解でよろしいでしょうか」と追及めいた言葉を記者が再び発したためか菅官房長官は「何回も何回も答弁してますけど」と苛立ちを隠そうとせず、前日に続き「新聞見て質問してらっしゃるようですけど」と記者の態度を「暴露」して不快感を露わにします。

これは前日14日の会見でも「新聞見て質問しているようですけど」と指摘していたため、記者の取材姿勢が変わらなかったことへの疑問からだったと見られますが、菅官房長官は再度「何回と無くこの場所で答弁してきています」と繰り返し記者への批判的な見方を強調していました。

しかし記者がこうした指摘を気にする様子はありません。今度は巡航ミサイル導入について国民が不安や不信感を持っている、と述べると政府の見解を質そうとします。

すると今度は明らかに不快そうな表情を見せながら「更にこないだの同じような質問。私何っ回も答えてます」「こうしたことは何回も会見で聞かれてますよ?」とここでも菅官房長官は記者を注意。

ところが、2回連続で「何回も答えている」と返されたにも関わらず記者は悪怯れることもなく今度は増税についての質問に切り替え。流石に呆れたのか菅官房長官は薄ら笑いを浮かべながら「簡潔にお願いします」とアナウンスが流れるほど長かった記者の質問を聞いていました。

菅官房長官の「異変」に気づいたのか自らも吹き出して「あの、おかしい質問してると思わないんですけど」と一言加えながら質問していた記者でしたが、結局この回の会見で質問を繰り返した記者は菅官房長官から「何度も答えてます」「何回も答えてます」「国会で決定する」「政府としてはコメントすべきじゃない」という答弁を受けるにとどまり、今回も空振りに終わってしまったようでした。

菅官房長官と東京新聞女性記者の発言

記者「米軍のヘリ、落下、窓についてです。今日午後5時以降、菅長官会見されるということですけども、今回これ、まぁ厳重にですね、注意を促すと共に改善策を求めていきたいとお話されておりますが、まぁ根本的にですね、この窓自体を既に米軍が回収し、やはり根本的な改善を求めるには地位協定にメスを入れなければいけないんではないかと、いうような抗議を既に翁長さんが伝えております。この点踏まえまして、見直しを相手側に迫るだけではなくてですねぇ、実際この不平等条約と言われる地位協定そのものを、見直すという方向に検討するというお考えはないんでしょうか」

菅「政府としての地位協定に対しての姿勢は全く変わりありません」

記者「ま、今のお話ですと、まぁこのように事故がですね、続いている現状はありますが、地位協定の見直しということには政府として今、全く考えてないという理解でよろしいでしょうか」

菅「あの、何回もこれ、これも何回も答弁してますけど今、新聞見て質問してらっしゃるようですけど、そうしたものが何回と無くこの場所でも答弁をしてきております。まぁ見直し等についてもですね環境補足協定などやってきてるわけですから、それ以上でもそれ以下でもありません」

記者「中期防見直し含めまして今回、あの、敵基地攻撃ということではないということで、巡航ミサイルの導入というのを決めました。これあの国会でですね、全く議論がないままに、決まったと。で、私あの、4月5月に、別のある新聞社さんが、この巡航ミサイル導入を検討という記事が出た際に、各防衛省の幹部等々取材しましたが、全くこういうのは現在の専守防衛の概念からは反するので検討していないという状況でした。一体まぁどういうことが実際あり、ここに踏み切ったのか、これがやはり国会でですね、十分議論のないままに、敵基地攻撃能力を持つとも言える、この巡航ミサイル導入そのものに、やはり、えー、国民がですね、ある意味不安や不信感を持ってるという点に関して政府としてどのようにお考えかもう一度お聞かせ下さい」

菅「まずですね、そうしたことはですね、国民の皆さんの安全安心を確保する。安全保障環境を踏まえてですね、自衛隊員の安全確保をしつつ、わが国の有効に防衛をするために、如何なる装備が必要であるかということは日頃から不断の検討を行ってる。こういうことを申し上げてます。更にこないだの同じような質問。(不快そうに)私何っ回も答えてます。敵基地攻撃能力については、日米の役割分担の中で米国に依存しており、今後とも日本の基本的な役割分担変更は考えていない。また今後とも専守防衛の考えにいささかの変更はない。こうしたことは何回も会見で聞かれてますよ?そこでお答えをしております

記者「えと、あの増税、(菅官房長官呆れたように笑い)与党税制大綱というのが発表されましたけれども、まぁこれに関しましても2800億円、この税制を改正することで、えー新たな財源を生み出すということですが、これ合わせてみても、例えばイージスアショアの購入。これ1基1,000億円ですね。で、先程言ったこのJASSM、巡航ミサイル。これ1発の弾だけで1億6,000万円かかると言われてます。あの、税金をですね、ある程度その必要な財源を確保するために増税するのはわかりますが一方で、かなりの高額なお金をですね、(菅官房長官、やれやれと言った表情で呆れたような表情)防衛装備品の購入に費やしてる。(記者吹き出して)あの、おかしい質問してると思わないんですけど、ということについてですね、つまりその税金が使われる使途先がこのような高額な武器にどんどん費やされていくのではないかと。この点については・・・」

アナウンス「簡潔にお願いします」

記者「どうお考えなのでしょうか」

菅「それは国会で予算案として提案してそこに審議して決定をする。わが国は民主国家ですからそういう手続で行ってますよ?」

(中略)

アナウンス「次の日程ございますので次の質問最後でお願いします」

記者「えと、MXTVのニュース女子の沖縄基地の番組について質問です。昨日BPOがですね、重大な放送倫理に違反するという報告を出しました。これ自体の内容は菅長官がご覧になったかわからないんですが、基地反対運動に関わる方々に対する番組だったんですが、十分なですね、反対運動側の取材等々尽くしてないまま報道したということで倫理違反に当たると批判しております。でこの、基地問題ですね、国会、政府の方でも非常にセンシティブに考え、そしていろんな意味で沖縄と対話をしながら進めている話だと思います。で、今回のこの、報道がですね、一部の取材を尽くさないままに基地運動反対する人たちを一部揶揄するかのような・・・・」

アナウンス「簡潔にお願いします」

記者「すいません。表現も行われておりました。その点踏まえまして、政府としてこのようなBPOの結果をどのように見ているか。民間のMXTVに出されたものですけど、お聞かせ下さい」

菅「BPOが判断したことに対して、政府としてはコメントすべきじゃないと思います」

アナウンス「はい、有難うございました」
 


 

※画像は呆れたように笑う菅官房長官。政府インターネットテレビより。

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