180209-005yamanoi

菅官房長官「所管大臣から答弁させて頂きます」希望・山井和則議員「結構であります」

LINEで送る
Pocket

 
2月9日の衆議院予算委員会で働き方改革について政府を追及していた希望の党・山井和則議員が、担当大臣である加藤勝信厚労相が出席していたにも関わらず複数回に渡って菅官房長官に答弁を求め、「所管大臣が説明するのが内閣の責務」と苦言を呈される場面がありました。

「所管の厚労大臣から」「結構であります」

山井議員はこの日、働き方改革における裁量労働制が過労死を促進する、ブラック企業の手口になっているなどと批判しましたが、その中でまず菅官房長官に対し裁量労働制を削除するよう要求。

菅官房長官は「担当大臣である厚生労働大臣から答弁させて頂きます」と答えましたが山井議員は「これは安倍政権の目玉となる法案」「是非ナンバー2である菅官房長官から」と譲りません。

その上、再度「大臣から責任持って答弁させて頂く」とした菅官房長官に対し、加藤厚労相には後から聞くからという理由で「結構であります」と答弁を拒否したのです。

同様のやり取りはその後、山井議員が安倍首相の国会発言として挙げた「裁量労働制で働く人は一般の労働者より労働時間が短い」について、総理は誤解しているのではないかとその根拠について議論する中でも見られていました。

「安倍総理自身、誤解されてるんじゃないか」として「菅長官いかがですか」と質した際に、加藤厚労相が発言を求めて挙手しても「いや、菅長官」として再び担当大臣の答弁を拒否したのです。

菅官房長官は再度「質問通告を受けた際にも事務方から厚労大臣が答弁するのが適当と申しあげた」「所管大臣が責任を持って答弁するのが議会の基本」と説教しましたが、山井議員に効果はなさそうでした。

山井議員は他の場面でも、安倍首相が答弁で利用したデータを精査すると説明した加藤厚労相に対し「人の命がかかってるんですよこの議論にぃ!!撤回して下さいよぉ!!安倍総理の答弁は一回撤回して下さぁい!!」と感情的になっていた他、麻生財務相に対しても「ヘラヘラ笑わないで下さい真剣に議論してるんですからこっちもぉ!」と、働き方改革にかける意気込みを見せていました。

今回は「真剣に議論してる」と語っていた山井議員ですが、2017年11月24日の厚生労働委員会では「ちょっと、ちょっとだけ宣伝させていただきますが」などと自著を次々と取り出して国会で「まぁ合計14冊書いておりますけど」などとアピールし(関連記事)、足立康史議員から「懲罰モノじゃないですか?」と批判されていました(関連記事)。

山井和則議員の発言

山井「そこでこれ、質問通告もしておりますので、お忙しい中お越しいただいた菅官房長官にまずお聞きしたいと思います。この働き方改革。長時間労働の是正は私たちも賛成です。しかし高度プロフェッショナルや、この多くの過労死を今うんでいる裁量労働制は、労働時間規制の緩和、長時間労働を増やすんです。是非、今回の働き方関連法案からですね、このプロフェッショナルと、この長時間労働、過労死の温床になっていると、過労死の家族の方々が、頼むからもうこれ以上拡大するな、拡大どころか縮小してくれって言ってる、裁量労働制。削除して頂けませんか菅官房長官」

菅「委員ご承知の通り、制度の所管は厚生労働省であります。担当大臣である、厚生労働大臣から、答弁をさせて頂きます

山井「菅官房長官、でもこれ、安倍政権の目玉となる法案であります。是非、ナンバー2である菅官房長官からも、これそのために質問通告までしてるわけですから。是非、答弁をお願いします。私はね、小さな法案だったらこんなこと言いませんよ?安倍総理が、この国会の目玉法案だと、政権を挙げてやるとおっしゃっているが故にね、ナンバー2である、菅長官にお聞きをしてるわけです。菅長官お願い致します」

菅「しかし、担当大臣が、出席をしてますし、これはまさに厚生労働省の所管でありますから、大臣から責任持って答弁をさせて頂く

山井「厚労大臣には後ほどお聞きしますので、結構であります。(以下略)」

(中略)

山井「そういうのを騙しているんじゃないですか!?普通の人が聞いたら、平均が、裁量労働の人の方が短いと思うに決まってるじゃないですか!実際そう報道されてるじゃないですか!これ菅官房長官、安倍総理はこれね?この質問通告してます。裁量労働制の方が、労働時間が一般の方よりも短いというふうに、もしかして、安倍総理自身、誤解されてるんじゃないんですか?菅長官いかがですか

加藤厚労相が挙手

(山井「いや、菅長官。通告もしてますから」)

菅「委員も政権を担ったことがあるというふうに、思います。昨日の質問通告を受けた際にもですね、質問に対する答弁というのは、担当大臣である厚生大臣の方から答弁するのが適当である、これ事務方から申しあげた、ということであります。いずれにしろ、私ども法案出すときは、それぞれの所管大臣が責任を持って国会で答弁をして、そこで理解を頂きながら進めるわけでありますから、これについても、厚生労働大臣から答えさせて頂きます

山井「いやこれ非常に大きな問題ですよ?働き方改革法案の目玉となる、裁量労働制で、労働時間が一般より短いのか長いのか、正反対じゃないですか!安倍総理がその認識を根本的に、裁量労働制で、労働時間が短くなるなんて誤解してたら、これ大変なことですよ!菅官房長官、これ、ぜひともですねぇ、菅官房長官としてはこれ、働き方改革法案推進する、まさにナンバー2であるわけです。菅官房長官としては、この裁量労働制というものに関してですねぇ、どういう認識をされてますかこれ働き方推進のね、会議にも出席されてるメンバーであると思いますので、菅長官いかがですか

菅「今わたくし、申しあげましたように、私どもそれぞれ、大臣は担当の所管を持ってますから、その所管の法案についてですね、この委員会をはじめ、他の自分が所管の委員会に出席をして、そこで、説明をさせて頂く。それが、内閣としての責務じゃないでしょうか。ですから、この問題については、その担当大臣であります、厚生労働大臣から、それは答弁させて頂くというのが、これがある意味で、そこは議会の基本じゃないでしょうか。そこについては是非ご理解を頂きたいと思ってます。その上で私申し上げれば、(以下略)」

(中略)

山井「(加藤厚労相の答弁に対して)今頃精査してどうするんですかぁぁ!!このデータを元に安倍総理は答弁してるんですよぉ!!精査したものを答弁するのが国会じゃないんですかぁ!!加藤大臣一旦撤回してくださぁい!!なんですか裁量労働制で労働時間が短く言って、データ聞いたら中身はわかんない精査してる!国会ってそんないい加減なもんなんですかぁ!!人の命がかかってるんですよこの議論にぃ!!撤回してくださいよぉ!!安倍総理の答弁は一回撤回してくださぁい!!

(中略)

山井「麻生副大臣、なに怒鳴ってるんです私もねぇ、人の命がかかってるから必死なんですよぉ!!亡くなってる方、聞こえるよじゃないんですよ!国会っていうのは人の命を守る場でしょお!!ヘラヘラ笑わないで下さい真剣に議論してるんですからこっちもぉ!
 


 


メディアに載らない政治ニュースなら「BN政治 by BuzzNews.JP」。全て編集部によるオリジナル記事を提供しています。新着情報はこちらから。


follow us in feedly


当サイトの著作物は無断転載・使用を固く禁じています。各種Webサイト・掲示板・動画・スマートフォンアプリなど形態を問わず権利侵害行為に対しては著作権法及びその他の法に基づき厳正に対処します。転載には許可が必要です。「無断転載禁止」をご覧ください。
当サイトは「BuzzFeed Japan株式会社」とは何の関係もありません。また2015年2月に閉鎖されたバイラルメディア「BUZZNEWS」やその関係者とも一切関係ありません。

最新の調査

ツーショット写真巡る小西洋之議員vs河野太郎外相の対立、支持するのはどちら

結果を見る

過去のアンケート結果一覧

Loading ... Loading ...

Twitterで新着記事配信中

新着記事をブラウザへプッシュ配信

Facebookで新着記事配信中

PAGE TOP