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河野外相「いちいち答えていたら仕事にならない」台湾地震見舞い文への中国抗議影響問われ

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3月9日の衆議院外務委員会で、台湾の地震被害に対する首相官邸のお見舞いメッセージから蔡英文総統閣下の宛先が削除されていた件について日本維新の会・丸山穂高議員から答弁を求められた河野太郎外相が「いちいちそうではないんだと答えていたら外務省は仕事にならない」と不快感を示す場面がありました。

「いちいち答えていたら外務省は仕事にならない」

これは2月7日に台湾で起きた強い地震について首相官邸がWebサイトに掲載したお見舞いメッセージから「蔡英文総統閣下」の宛先が削除されていた件について、中国による抗議が影響したのではないかとして丸山議員が取り上げた質疑への答弁でのこと。

丸山議員は2月23日の衆議院予算委員会第三分科会でもこの問題を取り上げ、「中国からの抗議・圧力を受けて変えたということなんでしょうか」と外務省を質していました(関連記事)。

前回の質疑で丸山議員は2016年の地震の際に送っていたメッセージには当時の馬英九総統宛として外務省のWebサイトに掲載されているとして今回の対応との違いに着目、その違いについて説明を求めましたが外務省は「個別の判断、状況に基づいて判断している」と答えるに留めていました。

今回の質疑でも外務省は「その時々の状況を総合的に判断している」と述べるばかりで中国による抗議が影響したと認めることはありませんでしたが、官僚とのやり取りが平行線のままだったことから「これ以上役所の皆さんを追及するのはやめます」として最後に河野外相に答弁を求めた丸山議員に対し、河野外相はこのように述べて質問への不快感を隠そうとしなかったのです。

河野「何か物事が起きた時に、あたかもふたつのことが関連しているかのように見えるというものは、いろんなところで起きているわけでございまして、それにいちいち、そうではないんだということを答えていたら、それは外務省仕事にならないだろうというふうに思います」

河野外相は自らが台湾の外交部長宛に出したメッセージに対しても同じように中国から抗議があったと聞いているがそのまま載せている、と指摘した上で再度このように繰り返していました。

河野「外務省としても、まぁ、そう勘ぐる方がいてもですね、それはある意味、やむを得ないのかなぁと、いちいちそれをそうではありませんと言って走り回ってみても仕方のないことだと思っております」

丸山穂高議員と河野太郎外相の発言

丸山「外交ですから、いろんな動きがあると思います。そしてここで言えないことも含めてですね、いろんな外交の動きがあるのが通常ですし、そうした中でお答えも厳しいな、と私も感じますが、こればっかりやっても平行線だな、と、ちょうど別の議論、森友の議論を見ていて、平行線の議論ばっかりするのは良くないと思いますのでこれ以上役所の皆さんを追及するのはやめますけれども、しかし外形上見れば、どう考えても今わたしが申しあげたような状況に捉えられるわけで、これはひいては日本外交の筋を他国からも、国民の皆さんからも見られる案件になりかねないと思います。台湾は東北の地震の時に他の国に比べても明らかに多くの支援をくださった。それに対して総理も台湾加油でした。直接の直筆のメッセージを書いて、そして今回のメッセージも、何よりも東北のこともあったからというのも、あると思います。そうしたなかで、こんな対応してたら外務省何やってんだと言われてしまうと思いますし、くれぐれも気をつけて頂きたいと思います。大臣、お答え難しいと思いますけれども、前回他国からの圧力を受けたものではないというお答え頂きましたけど残念ながら外形上そう見えてしまう部分があるわけで、しっかりこの部分について、受け止めて頂きたいですし、そうした批判に対してきちっとお答え頂きたいというふうに思います。いかがでしょうか」

河野「あの、何か物事が起きた時に、あたかもふたつのことが関連しているかのように見えるというものは、いろんなところで起きているわけでございまして、それにいちいち、そうではないんだということを答えていたら、それは外務省仕事にならないだろうというふうに思います。わざわざ総理が、台湾頑張れという直筆のメッセージをこれは官邸のFacebookだったかと思いますが、台湾の皆様宛に発信した。だからこそこの官邸のホームページにおいてもこれに合わせる形で、総統個人ではなく台湾の方々という形で広く総理のメッセージを伝えようとしたわけであって、そこに中国側の抗議があったから、と言って別に特にそれにこだわっているわけではない、そんなことを言うなら私の出した台湾の外交部長宛のメッセージは、同じように中国から抗議があったというふうに聞いておりますが、それは別に、外交部長あてに出したものですからそのように載せているわけでありまして、あたかも、何か関連性があるかのようなものというのは世の中、広くありますが、だからといって別に全て関連しているわけではなくて、関連してないものを関連してないと証明をするのはこれはなかなか難しい話でございますので、外務省としても、まぁ、そう勘ぐる方がいてもですね、それはある意味、やむを得ないのかなぁと、いちいちそれをそうではありませんと言って走り回ってみても仕方のないことだと思っております。東日本の震災の際には、台湾の方々に大変、お世話になりました。そういうこともありますし今回は、震災の発生直後から、専門家チームが台湾に行って様々な支援も行ってきて、それに対して台湾当局をはじめ、幅広い台湾の方々から、深い感謝の意が表明されてきているわけで、そういう意味で、お互い何かあった時には助け合う、そういう関係がしっかり、どちらも自然災害の多い地域でありますから、何かあった時にはお互い助け合おう、そういうことが出来ているというのは非常に喜ばしいことだというふうに私は思っております」

丸山「しっかり日本の矜持を、プライドを持って外交を前に進めて頂きたいと思いますし、何より26年のは削除しないというお話ありました。しっかりその部分含めて、よろしくお願いしたいというふうに思います。時間がありませんから次の議題に移りたいと思います(以下略)」
 


 


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