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「これは真相解明のためです」TBS出身の民進党・杉尾秀哉議員が自殺者についての答弁を要求

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3月16日の参議院予算委員会で質疑に立った民進党の杉尾秀哉議員が、「真相解明のため」だと主張して財務省内で自殺していたとされる複数の人物について太田理財局長に対し「事実関係の説明を」「遺書の内容について知りうる範囲で答えて」「どんな業務についていたのか」などと質す場面がありました。

「真相解明のためです」と自殺者についての答弁迫る

杉尾議員は質疑の冒頭から自殺者について質問、「今月7日に自殺をされた近畿財務局のAさん。敢えて仮名で申し上げますけれど」と配慮を強調しつつ「真相解明のためです」として事実関係を説明するよう太田理財局長に対し要求。

「大変残念なことであり誠に悲しい話」「流石に亡くなった方のプライバシーそのもの」として「ご容赦賜りたい」と答弁した理財局長でしたが、杉尾議員は遠慮なく次の質問をぶつけます。今度は「遺書の内容について知り得る範囲でお答え下さい」と迫ったのです。

理財局長は「報道でしか承知をしておりませんので内容については承知しておりません」と答えましたが、杉尾議員による自殺者に関する質問はこれだけではありませんでした。

「実はですね、もうひとり、自殺された方がいらっしゃいます」として別の職員の件に触れると「お名前は伏せます」とはしながらも「本省理財局国有財産業務課債権管理係長」と肩書きの詳細まで明かした上で「どんな業務についていたんでしょうか。太田局長の部下でございますんでご説明下さい」。太田理財局長はこのように話し始めつらそうな様子を見せていました。

太田理財局長「お答えを申し上げます。あの、私の部下の職員の話でございまして、本当に悲しい話でございます。それを、こういうところで取り上げられて、皆様の前になることは大変本当に、なんと申しますか、何とも答えようのないことでございますが」

それでも杉尾議員が「国有地関係の答弁を作っていたという話もあります」と述べたことについては看過できなかったようで、このように否定。

太田理財局長「彼は、森友のそういう事案を処理していたとは、関係ある人間ではございません。ましていわんや、この書き換えということには、一切関係する人間ではありません。それだけは申し上げさせて頂きます」

しかし杉尾議員は「いや、書き換えに関係あるとは言ってないんです」と悪びれる様子を見せることすらなかった上、「プレッシャーを受けてたことは間違いないと思う」と譲らず、ヤジに対しても「黙って下さい私はプライバシーに触れることは全然言ってないですから」と強気の姿勢を崩さないまま、今度は麻生財務相の責任問題に話を移していました。

杉尾議員は2017年3月2日の参議院予算委員会で答弁を求めた官僚がまだ週刊誌を購入していないと発言した際に「購入なんて言ってないですよぉ。こんなの前日にゲラが出てみんな見るんですよぉ!常識ですよそんなこと!そんな抗弁通じませんよ?」と語りマスコミ気分が抜けていないことを露呈していました(関連記事)。

杉尾秀哉議員の発言

杉尾「民進党新緑風会の杉尾秀哉でございます。白委員に続いて森友関連質問させて頂きます。今も最後に話出ましたけれども、過去の大きな事件と同じように今回も極めていたましい犠牲者が出ました。今月7日に自殺をされた近畿財務局のAさん。敢えて仮名で申し上げますけれど、私も9日の朝に一報を聞いて各方面から情報を集めました。ま、遺書と言うかメモが複数残っていた。その中に本件書き換えに触れたくだりがあった。で、最初ご家族は近畿財務局に通報したそうですけど、その過程の中で遺書の件は口外しないで欲しいとこういう話が近財からあったということも聞いております。そこで財務省に伺いますけれども、これは真相解明のためです。プライバシーに触れない範囲で事実関係説明して頂けますでしょうか

太田理財局長「お答えを申し上げます。ご指摘の近畿財務局の職員が亡くなったということは大変残念なことであり、誠に悲しい話だというふうに思ってございます。今ほど、委員からプライバシーなんだけれども、事実を解明するためにというふうにおっしゃられました。おっしゃられましたけれども、この件は流石に、亡くなった方のプライバシーそのものであって御遺族との関係もありますので、それはご容赦を賜りたいと、いうふうに思います

杉尾「その後もですねぇ、報道が続いておりまして昨日もNHKそして今日も朝刊が書いておりましたけれども、遺書の内容としてですねこういうことが伝えられておりおます。調書の内容が詳しすぎるからと上司から言われた。このままでは自分ひとりの責任にされてしまう。こういう内容があったそうでございます。この方は良心の呵責に耐えかねていたのではないか、ここまで追い込まれてしまった。この遺書の内容についてですね、知りうる範囲でお答え下さい

太田理財局長「基本的なスタンスは先ほど御答弁申し上げた通りなんですが、いま遺書の内容に、遺書と言うかメモでしょうか、報道があることは承知しておりますけれども、私ども、報道でしか承知をしておりませんので、その内容については私ども承知をしておりません。それと、今ほど来のお言葉の中で、近畿財務局が遺書を公開しないように、ですか、そういうようなおっしゃられたと聞き取りましたけど、私どもの承知している限り、そういうことをお願いしてるとは承知をしておりません

杉尾「事実関係についてはですね、おいおいまた明らかになると思いますけれども、ご家族に、この方は、自分の中で常識が壊れた、こういうふうに言っていたそうでございます。近いご親族の方です。それから、遺書の中に上からの指示で書き換えさせられたとこういうくだりがあったということです。私どももずっとヒアリング続けておりますけれどもこの中でですね、理財局の次長さんが今回の改ざんは本省理財局からの指示であったということを認めております。ではどんな形で誰から近畿財務局に理財局に指示があったのか。そして佐川前局長、国税庁前長官ですね、関与はどこまで判明しているんでしょうか。お答え下さい」

太田理財局長「お答えを申し上げます。本件につきまして、誰がどういう形でどのようにと、個々の人間の責任あるいは役割といったことは今調査をしている最中でございます。そのうえで、基本的な構図は本省理財局において、本省理財局がある意味でやったというか考えてやったと、いうことでございますので、近畿財務局の方はある意味で命じられてやったということだということを私どもとして把握できている、という考え方のもとに、こういう報告をさせて頂いてるということでございます」

杉尾「あの、それについてはちょっとあとでまたもう一回聞きますけども、実はですね、今回の一連の出来事で、もうひとり、自殺された方がいらっしゃいます。本省理財局、国有財産業務課、債権管理係長のBさん。お名前は伏せます。亡くなられたのが1月29日。まぁその前の夜にですね、同僚の方とお酒を飲まれていたそうです。局内では病死というふうに説明されているそうですけれども実際は自殺だったそうです。遺書はなかったというふうに聞いております。この方はですね、福岡国税局から移動してこられた、国有地関係の答弁を作っていたという話もあります。この方どんな業務についていたんでしょうか。太田局長の部下でございますんでご説明下さい

太田理財局長「お答えを申し上げます。あの、私の部下の職員の話でございまして、本当に悲しい話でございます。それを、こういうところで取り上げられて、皆様の前になることは大変本当に、なんと申しますか、何とも答えようのないことでございますが、その上で、お尋ねでございますので、彼は、国有財産の仕事をしておりましたが、多分これはもう、申し上げないといろんな意味で疑惑というか、誤解を招きそうなので、プライバシーに関わることだと思いますし、遺族の方との関係もあるんですが、申し上げますけれども、彼は、森友のそういう事案を処理していたとは、関係ある人間ではございません。ましていわんや、この書き換えということには、一切関係する人間ではありません。それだけは申し上げさせて頂きます

杉尾「いや、書き換えに関係あるとは言ってないんです。1月ですからね。まだこれ朝日の報道も出る前ですし。ただものすごくプレッシャーを受けてたことは間違いないと思うんですよ。で、実際にお二人の方が亡くなられてるんですね。で、こういう結果になっていることについてですね、あの、(ヤジを手で制して)黙って下さい私はプライバシーに触れることは全然言ってないですから。経済同友会の、小林代表幹事がこういうふうにおっしゃってます。民間の社長なら知ろうが知るまいが普通は辞めるとこういうふうにおっしゃってるんです。これ社会の常識だと思います。麻生大臣は、責任は感じてらっしゃらないんでしょうか。お辞めになるおつもりは全く無いんでしょうか。」

麻生「民間の会社と同列に扱うのはいかがなものかと、いろんなご意見はあろうかと思いますよ。正直なところ。そういった意味で私も民間の社長をしてましたからよくわからんわけじゃありませんけれども、そういった意味では私どもは基本としていま、立場上役人と私ら立法府から人間の関係ですから、いわゆる議院内閣制の中において我々が行政官の上に立っていろいろ管理監督しなきゃいかん立場にありますんで、私どもとしては民間の会社でずっと上がってきた立場とは全然違いますんで、私どもとしてはきちんとした対応が出来るように職責を果たしていく、いわゆる原因究明、二度とこういったことが起きないための再発防止等々の職責をきちんとやらねばならんというのが基本的なところで、今の段階で辞めるということを考えているわけではありません」

杉尾「今の段階でということは、後々辞める可能性が充分あるということですか」

麻生「あの、仮定の質問というのの最たるもんだと思いますが、その問題についてお答えするつもりはありませんし、辞めるつもりはないと申し上げております」
 


 


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