180518-005yamazaki

エネルギー政策説いた立憲・山崎誠議員に世耕弘成経産相「全然違う。よく勉強された方がいい」

LINEで送る
Pocket

 
5月18日の経済産業委員会で質疑に立った立憲民主党の山崎誠議員が、エネルギー政策について世耕弘成経産相の考えを批判したところ反論された上、再度別の点から「ぜんっぜんわかってない」「認識変えて下さい!先ほどの答弁恥ずかしいです」などと述べたところ、世耕経産相から「逆によく勉強された方がいい」と返されてしまう場面がありました。

「全然違う。よく勉強された方がいい」

山崎議員は日本のエネルギー政策について経産省の政策を否定的な見地から質す中で、世耕経産相が「日本で停電を起こすわけにいかないんです我々は」と語ったことに対し笑いながら「やめてください停電ですか?そんなこと言ったら電力会社やエネルギー・システムのエンジニアが怒りますよ?」と小馬鹿にしたような反応。

世耕経産相は「今年の冬だって大雪の時に首都圏は予備電力ギリギリのところまで行った」と反論、「責任あるエネルギー政策をやってかなきゃいけないというのが我が政権の考え方」と述べ、山崎議員の考えに無責任という見解を示していました。

すると山崎議員は次に連系線(電力系統同士をつなぐ送電設備のこと)についてヨーロッパと日本を比較、日本は連系線が繋がっていないため海外から融通出来ない分、北海道や東北などの地域を国として捉えればヨーロッパと同じ形が作れる、と主張し、経産省を厳しく批判するとともに世耕経産相に「認識変えて下さい!先ほどの答弁恥ずかしいです」などと迫ります。

しかし世耕経産相は全く動じる様子も見せず「ヨーロッパと日本は全然違う」とあっさり否定し「逆によく勉強された方がいいと思いますね」と山崎議員に苦言を呈した上、その理由について説明していました。

山崎議員は結局、「こういう例もありますよと」紹介しただけだ、などと釈明したものの、「シミュレーションしてますか?」などと話題を変え、経産省への追及を続けていました。

山崎議員は2月19日の衆議院予算委員会では河野太郎外相に外務大臣や外務省の役割について説き意見を求めたところ「意味がわからない」と返されていました(関連記事)。

世耕弘成経産相と山崎誠議員の発言

山崎「(官僚の答弁に対して)そうなんですよ!ベースロード電源なんて言ってるところはもうないんですよ!新しい次の、ステップに行ってる国々にベースロードなんて言ってる国ありません!私の知る限り。それを、この、エネルギー基本計画にまた盛り込む。で、この、エネルギーミックスを盛り込む。これでホントに、日本の、エネルギー政策は、前に進むんですかぁ!?で、読みますとね、いろんな正しいことが書いてあるんですよ。IOT導入するとかですね、AIだのEVだの。新しいエネルギーシステム、いろんなこと書いてる。原発だってなんか新しい開発するって書いてあるんですよ?(大きな声で)その結果がぁ!なんんんにもエネルギーミックスに反映されないんですか!いつまでも、これを、目指して、道半ばなんですか!例えば、原発依存減らすっていうんだったら、1%でも2%でも減らす方がいいんじゃないですか!?それが、あるべき、世耕大臣が言うあるべき姿なんじゃないんですかあ!?」

世耕「まぁあの、いまおっしゃってるIOTとかそういった活用っていうのは2050年を目指したですね、素案の中でのことをおっしゃってるんだろうというふうに思っています。いずれにしろ我々はですね、やはり責任あるエネルギーミックスをしっかりと示さなければいけないう。予見可能な将来、2030年っていうのはそんな遠い将来ではありませんので、これをしっかり積み上げた数字で示していく。その上で2050年についてはですね、いろんな新技術を視野に入れながら、これも一本足打法ではなくて、いろんな形を考えていくことが重要だというふうに思ってます。あの、日本はですね、残念ながら、連系線は海外とはつながっていませんし、これつなぐにあたっては、先日も私答弁で申し上げましたけど安全保障上の観点、地政学の観点も非常に重要なわけでありますから、単純にヨーロッパの国とはなかなか比較は出来ないわけであります。そういう中で、この日本でですね、停電を起こすわけにいかないんです我々は。ですからこそ我々はベースロード電源ていう考え方が必要なわけであります。よそから電力もらえないわけですから。しっかりとやってかなきゃいけない。我々は、何も再エネをベースロード電源にすることを諦めてるわけではありません。これは蓄電技術と合わせて、将来ベースロード電源になりうる可能性がある、2050年という意味では自立した主力電源に再生可能エネルギーを育てていく。そういう観点でこれからもしっかり政策を行っていきたいというふうに思います」

山崎「(笑いながら)いや大臣止めて下さい。停電ですか?(笑って)いや、そんなこと言ったら電力会社の方ね?あるいはエネルギー、システム、いろんなことをやっている日本のエンジニア怒りますよ!?怒りますよそんな。今お話ありました、2030年、遠くない将来ですから。とんでもない話でございます。今の、この経産委員会で何度も議論したじゃないですか1年で、指数関数的に、いろんな技術が進歩してんですよ。2030年までぇ?待ってたら、日本はホントに、化石の世界に入ってしまいますよ?化石燃料じゃなくてもう古ぅいシステムにしがみつくことになる。わかりますか?IOTは2050年の目標ですって、IOTなんてまさに今その革命が始まってるじゃないですか!世界はそれで動いてるんですよお!?2050年ですかちょっと待ってください2030年の計画にはIOTは反映しません。そういうことですか!?」

世耕「あの2050年までIOTをやらないと言ってるわけでは(強い口調で)ないんです。当然、いろんな形での研究、導入というのはもう既に進めてる分野もありますよ。電力に関してもですね。それをやりながら、ただ今、2030年の数字として予見できるレベルにはまだ、達していないということであります。あの、今後、エネルギー基本計画はこれからもですね、まだ、検討がこれで終わりではなくて当然2030年に向けて、何回か見直しが行われることもあるでしょう。そういった中でですね、技術の予見性がしっかりと出来ていればその時は、盛り込んでいく。残念ながら、今年の今の段階ではですね、2030年、どういうことになるかということは、見通せない。そういう中で我々は、責任あるエネルギーミックスをお示しをしてるわけであります。停電で笑うとおっしゃいましたが、今年の冬だって、あの大雪の時にですね、この関東地域、首都圏は予備電力ギリギリのところまで行ったんですよ。他電力から融通を受けるという事態にまでなったんですよ。我々はやはり、そういった状況もしっかりと踏まえながら、責任あるエネルギー政策をやってかなきゃいけないというのが、我が政権の考え方であります

山崎「先ほどね、思い出しました。えー、連系線が、日本は繋がってないんで、海外から融通できないんでヨーロッパとは違う。日本は、おっきんですよ国は。北海道があり東北があり。ねぇ。幸いなことに電力会社がそれぞれ地域を持って。ね?まだそういう形が残ってる。デンマークと考えてくださいよ。国の規模同じですよ北海道東北。東北とぉ、例えば東京電力を、ひとつの国、エリアを国として見れば、その間の融通をきちっととれば、東北で再エネバンバン出来る。その電気を、足りなくなった東京に送る。(大きな声で)おんなじですよヨーロッパと!同じ形が作れるんですよお!ぜんっぜんわかってないと思います。ぜんっぜんわかってないと思います。何も中国や韓国と繋がなかったらぁ、連系にならない、全然違います。四国もあれば九州もあれば、全然、気象環境も違う、発電のいろんなシステムもそれぞれ地域で強いもの組み上げていくことが出来るんですよ。認識変えて下さい!先ほどの答弁恥ずかしいです。見解の違いではありません事実です!事実です!それが出来ない仕組みがどこかにあるんだったらそれを取り除くのが、経産省の役目です!融通が出来ない、連系線うまく使ってない。そういう実態があるんだったらそれを取り除くのが経産の役目ですぅ!

世耕「いや連系線はこれヨーロッパと日本は全然違いますよ。逆によく勉強された方ががいいと思いますね。日本はやはり、十大全力会社を前提にした、ネットワーク構成になっていますから、どうしてもこれ縦串でズドンと通ってる。ヨーロッパは密集状に連系線が構成されてるから、いや笑い事じゃないですよこれ。私、事実申し上げてんですよ?ヨーロッパは密集状に連系線が構成されてますから、いろんな形で迂回が出来るようになってるわけです。これ各国によってですね事情が違うわけです。日本はかなり、独自の状況ですよ。ドイツもこれだけ、再生可能エネルギーにいぞんしてると言ってますが、なんだかんだ言ってベースロードは石炭でカバーしてるわけです。それもあってプラス、他国との連系線、それはポーランドの石炭火力やフランスの原子力からの供給も受けながら安定した電力を確保してるわけです。それは国によっていろいろ事情が違うわけですから、我が国は我が国のやり方できちっと、もちろん世界の状況も見据え、技術の動向も見据えてしっかりとやっていきますけれども、やはり我が国は我が国なりの安定的な電力を供給するための政策というのは絶対に必要だと考えています。他国のコピーで、他国がこうだから日本もこの通りやればいいというわけには行かないというふうに思っています」

山崎「あのぉ、他国のコピーをしろなんて一言も言ってません。こういう例もありますよと。日本独自のシステムつくればいいじゃないですか。縦串で通ってたって、左右から、上から下から、繋げばいいじゃないですか。で、それでどんなことが出来るかシミュレーションしてますか?どのくらい増強すればどういうシステムが出来るか。シミュレーションしてますかぁ?そういうシミュレーションをやった上でエネルギー基本計画作ってますかどうですか!?」

(経産省の答弁。以下略)
 


 


メディアに載らない政治ニュースなら「BN政治 by BuzzNews.JP」。全て編集部によるオリジナル記事を提供しています。新着情報はこちらから。


follow us in feedly


当サイトの著作物は無断転載・使用を固く禁じています。各種Webサイト・掲示板・動画・スマートフォンアプリなど形態を問わず権利侵害行為に対しては著作権法及びその他の法に基づき厳正に対処します。転載には許可が必要です。「無断転載禁止」をご覧ください。
当サイトは「BuzzFeed Japan株式会社」とは何の関係もありません。また2015年2月に閉鎖されたバイラルメディア「BUZZNEWS」やその関係者とも一切関係ありません。

最新の調査

官邸前抗議活動への警察警備は

結果を見る

過去のアンケート結果一覧

Loading ... Loading ...

Twitterで新着記事配信中

新着記事をブラウザへプッシュ配信

Facebookで新着記事配信中

PAGE TOP