180608-003yamaoshiori

山尾志桜里議員が法務省局長答弁を拒否し委員長を一喝、上川陽子法相に答弁させる一幕

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6月8日の衆議院法務委員会で質疑に立っていた立憲民主党の山尾志桜里議員が、答弁に立とうとした法務省局長を制止、「局長が答えるべき事項ではない」と委員長を一喝し上川陽子法相の答弁を求め、委員長がこれに従う場面がありました。

「委員長!」山尾志桜里議員が一喝

この日、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案などを審議していた法務委員会で、山尾議員は上川法相の法案趣旨説明について答弁を要求。

法務省民事局長が挙手し委員長が「民事局長」と指名しましたがここで山尾議員は「委員長!」と声をかけこれを制止、このように述べて上川法相の答弁を求めます。

山尾「これは大臣の趣旨説明で、基本的な事項であります。民事局長が答えるべき事項ではないと思います衆議院規則にも反していると思います」

委員長がこれに従って上川法相に答弁を促し、結局その後は上川法相と山尾議員のやり取りとなったことから、山尾議員が委員長を一喝して答弁者を変更させた形となっていました。

山尾議員が上川法相に法案の趣旨説明について答弁を求めた内容は配偶者が死亡した際に残された配偶者(他方配偶者)への配慮の中に法律上の配偶者ではない者も含まれているのか、というもの。

上川法相は「法律婚をベースとするということに限定されている」と法律上の配偶者ではない者については含まれないとの見解を示しましたが、山尾議員は納得しません。

「これは大変深刻な答弁なのでもう一回確認します」と再度の答弁を求め、上川法相が今回の審議では遺言制度についての充実強化も図っておりこれを利用することで変わる家族のあり方にも対応していくと理解を求めたことから、結局山尾議員は矛を収めましたが、「ま、そこまでの答弁を少なくとも頂けてよかったと思います」と述べるなどどこか横柄な印象は拭えないまま次の質問に移っていました。

山尾志桜里議員と上川陽子法相の発言

山尾「ただですね、私の中でひとつの希望はですね、えー法務大臣が、このいわゆる趣旨説明をされた時に、この法案の趣旨を説明されました。最初の2行から3行であります。この法律案は、高齢化の進展等の社会経済情勢の変化に鑑み、この次から、聞きます。配偶者の死亡により残された他方配偶者の生活への配慮、等の観点から、民法及び家事事件手続法の一部を改正しようとするものであります。大臣にお伺いを致します。この、他方配偶者の生活への配慮等、という中には、いわゆる、法律上の配偶者でない者に対する生活への配慮も、省かれていないという理解で正しいですか?

法務省小野瀬民事局長が挙手

委員長「小野瀬民事局長

山尾「委員長!

山尾「これは大臣の趣旨説明で、基本的な事項であります。民事局長が答えるべき事項ではないと思います衆議院規則にも反していると思います

委員長「上川法務大臣

上川「えーその、他方配偶者の生活への配慮ということで、今回の法律において記載されている内容につきましては、この間法制審議会の中でも様々な関係性の中でのつながりというものについても議論をされたわけでございますが、その上で、この、法律案におきましては、法律婚をベースとするということに限定をされているというふうに考えております」

山尾「これは大変、あの、深刻な答弁なんですけどもう一回確認します。そうするとこの法律の目的は、あくまでも、法律婚、あるいは法律上の親族を保護するものであって、それ以外に、様々な家族形態や事情の中で、共に暮らしてきたり、共に、支え合ってきた人の生活の配慮という観点は入っていないと!これ私どもの賛否に大きく関わります。入っていないということですか!?」

上川「えー先ほどあの申し上げた通り、この法律案でございますが、このような社会経済情勢の変化に鑑みて、配偶者の死亡により残された、他方配偶者の生活への配慮等の観点から、民法及び家事事件手続き法の一部を改正しようとするものと、いうことでご審議を仰いでいるところでございます。今回の法律案につきましては、他方配偶者につきましては法定婚、法律婚ということを前提にしているということでございます。他方、様々な関係性の中で、家族のあり方も変わってきているということも一方でございます。こうしたこともございまして遺言制度についての充実強化を図るということも今回のご審議に付している内容でございます。自筆証書遺言の制度そのものを拡充する、また保管制度につきましてもしっかりと対応していくということによりまして、この遺言制度そのものを、社会全体の中でも、位置付けていく、更にご利用して頂くということについて、この普及促進も含めまして、この制度の拡充に力を入れさせて頂いているところでございます」

山尾「えー、出来るだけ、あの、善意に解釈をして、共通項を増やしたいと思いますので、敢えて私の理解を言いますけどもう一度答弁立って頂きたいと思います。今回は、二本案のパッケージ。そして遺言制度の充実も通じて、この法案全体の目的は、必ずしも、まぁ法律上の配偶者、あるいは、法律上の親族、の、保護に限らず、その遺言の充実も含めると、様々な、あー、えー、関係者、まぁ残された人々、の保護も目的に入ってると、こういうふうにまぁ私は理解しました。なぜなら先ほどから、まぁそういった事実婚や同性婚の方にとっても、遺言制度が使いやすくなることによって、やはり、その後残された生活の安定にも資するという構成をしてると民事局長おっしゃっていて、私はそれで足りないとこれから議論しますけれども、この法案自体には、必ずしもその配偶者保護、法律上の親族保護だけではない、沢山の様々な人生に関わる関係者の生活の残された生活の保護も入ってると伺いましたけれども、大臣は如何お考えですか」

上川「えー社会経済構造が変化しておりまして、それに伴って、昨日と今日ではまた違う、また今日と明日ではまた違うとこうした社会の大きな変革の時期にございます。そして、家族の関係性につきましても、あるいはその、介護のあり方についても、かつては長男の嫁が専ら務めるということの中で、大変厳しい状況に置かれていた状況から、少しずつその関係を変えていくという中で、いまもありますしまた最近は、施設にある意味ではその分を、負担を家族に全てということにならないようにしてくと、いろんな仕組みも出来ております。遺言の仕組みはその意味では、多様な社会に非常に重要な位置づけを持つべきものであるというふうに、私は強く思っておりまして、この充実は何よりも大変重要であると考えております。そのことを今回、同時に審議をして頂くということの持つ意味ということを、ひろく考えてみますと、これは委員ご指摘のように様々な関係性というものを、全体として、それぞれの目的の中で認めていくということを、支援をしていく制度になっていくものと考えております」

山尾「ま、そこまでの答弁を少なくとも頂けてよかったと思います。そして、今後手続きなんですけれどもね、(以下略)」
 


 


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