「献金受けたのに追及は不適切では」テレビで指摘された玉木雄一郎議員が名誉棄損ちらつかせて反論
7月26日に放送されたフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」に出演した民進党の玉木雄一郎議員が、自民党の青山繁晴議委員から献金について指摘され神経質に反応するという場面がありました(画像は7月24日の予算委員会。衆議院より)。 玉木雄一郎議員が感情的に反論 これは加計学園問題についてコメンテーターらを交え議論する中で、首相出席の閉会中審査でも質疑に立っていた玉木議員に対し青山議員が「日本獣医師連盟から100万円の政治献金を受け取っていたのだから質問に立つべきではない」と指摘した所、コメンテーターからも「利害相反は大事なポイント」と民進党に批判的な意見が飛び出し、これに玉木議員がナーバスになって反論を展開したというもの。 「反論させて下さい」と切り出した玉木議員は「誰が質問に立つかについてとやかく言われる筋合いはない」と開き直るかのような発言をすると、「やましいことがあったら質問には立たない」「お金をもらって(獣医学部新設を)阻止するようなことをするために政治家になったのではありません!」と感情的な反応を見せていました。 更にその後「名誉棄損にも当たるからちゃんと言わせて下さい」「覚悟を持って言って下さいよ批判するなら」と牽制していましたが青山議員も「収支報告書をちゃんと見てから言っている」と譲らず。 玉木議員は国家戦略特区の制度を邪魔する意図は全く無い、と強調したものの最後は青山議員から「利害相反があるからモラルの問題だ」と指摘されていました。 青山「だから邪魔するためとは言って無くて、おっしゃった通り利害相反があるから、モラルの問題として、安倍総理も含めて疑われることはしない方がいいってことを申し上げてるだけです」 その後別の話に切り替わりましたが、やましいことはないと主張する安倍首相を追及し続けている玉木議員が自身の利益相反を指摘されると「とやかく言われる筋合いはない」と開き直った上「やましいことはない」と主張することで信を得ようとし、名誉棄損を持ち出して牽制までする様は話題になりそうです。 玉木雄一郎議員と青山繁晴議員の主な発言 青山「1点だけ、これは玉木さんへの個人攻撃じゃなくて至近距離で言いますけど、国会審議のあり方としてね、玉木さんという幹事長代理を務めている方が、日本獣医師連盟から100万円の政治献金を受け取りになってます。でね、国会審議で、やっぱり玉木さんはそういう立場からは出るべきじゃないと思う。政策論議だったらどんどんすべきだけど、いま玉木さんが、(中略)利害に関わることですね、玉木さんがそんなつもりで献金を受け取ったって僕は思ってない。(玉木議員や出演者の声で聞き取れない)これだけ言わせて下さい。この件については、違う政治家がちゃんと出てきて、政治献金を受け取ってない人がやるべきです!ちなみに僕は1円も受け取ってませんから」 (他の出演者が「利害相反は大事なポイント」と指摘し、玉木議員が質問に立ったのは民進党としてはあまりうまい戦略ではなかった、利害相反を追及していくのが民進党の取るべき戦略だったのではないか、との見解) 玉木「逆に言わしてもらうとね」「反論させて下さい」「あの、尊敬する青山先生にそういうこと言われるのは残念なんですけれども、他党の誰が質問に立つかについてはね、それをとやかく言われる筋合いはまずありません。」 青山「いやそんなことありません。国会のあり方ですからこれ」 玉木「ルールとしてちゃんと人の話は聞きましょう。それで、もし仮に、1ミリでもやましいことがあったら私は質問に立たないし立てません!(力を込めて)まっっったく、1ミリも私は、行政を捻じ曲げたりね、お金をもらって何かをやる、例えば阻止しようと思って質問したことは(力を込めて)いっっっかいもありませんし、そんなね、ことをするために私は政治家になったのでは(大きな声で)ありません!!」 青山「やましいことないなら余計さっきおっしゃった・・・」 玉木「説明さしてくださいよ。あの、これ名誉毀損にも当たるからちゃんと言わして下さいね?覚悟を持って言って下さいよ批判するなら。私はだから」 青山「収支報告書もちゃんと全部見てから言ってますから」 玉木「2012年にね、今言ったように、献金を日本獣医師会から頂きました。民主党政権の一番最後ですね。選挙資金として頂いたものですけれども、ただ、この時にはね、私はそれこそ安倍さんじゃないけど、加計学園が獣医師の学校を作ろうなんて私は意識もなかったです私はその時には。で、そもそも今問題になってる国家戦略特区は、その時制度としてありません!翌年の安倍政権で我々野党に下野して、その翌年の2013年の12月に法施行されてますから、ない国家戦略特区の制度を邪魔するためにですねぇ、献金受け取れないじゃないですか」 青山「だから邪魔するためとは言って無くて、おっしゃった通り利害相反があるから、モラルの問題として、安倍総理も含めて疑われることはしない方がいいってことを申し上げてるだけです」 加計学園問題追及に民進党・玉木雄一郎議員の適格性は 適格性に問題はないと思う 適格性に問題があると思う どちらともいえない・わからない 結果を見る 過去のアンケート結果一覧
Read More「何を聞いてるのか」「書きたい事の確認しか出来ないのか」蓮舫代表が会見後に記者質問を批判
民進党の蓮舫代表が7月13日に行なった会見で記者から出た質問についてFacebookで嫌悪感を露わにしています(画像は民進党動画より)。 蓮舫代表は会見が行なわれた当日13日の夜、Facebookでこのように発言、「何を聞いてるのか」と不快感を示すとともに「書きたいことの確認質問しかできない記者なのか」と記者の質問に苦言を呈しています。 蓮舫「今日の記者会見。排外主義や差別主義に屈してプライバシーを公開することはあってはならない、とした上で、私の話をしたところ。「党からそうした声をあげる人は排外主義なのか?」と某新聞社記者。何を聞いてるのか。書きたいことの確認質問しかできない記者なのか、と驚いた瞬間。」 問題の場面で記者と蓮舫代表はこのようなやり取りを交わしていました。 記者「二重国籍の問題で誠に恐縮なんですけど、蓮舫代表が先程言われた排外主義・差別主義者に言われて公開するのではないという発言をされましたけれども、党内では蓮舫さんが説明を二転三転されたという、それで本当に二重国籍の疑惑がないのかということに対する疑問の声というのは、マスコミがこの問題を追いかけなくなってからもなお議員さんの方では聞かれておりまして、例えばそういう疑問を持つ声をですね、差別主義者、排外主義者と一括りにするような先程の発言があったかなと思うんですけれどもそれについてどうお考えなのかなぁと」 蓮舫「それは受け止めが完全に間違っています。差別主義者やレイシストの方達の声には私は屈しませんし、世の中一般的に(力を込めて)絶対にあってはいけません。それと、党内の声は別です」 記者の質問は会見の序盤で蓮舫代表が戸籍謄本の公開について「差別主義者・排外主義者の方達に言われてそれを公開するようなことが絶対にあってはいけない」と語っていたことを受けて、「民進党内でも疑問の声が聞かれているが一括りにした発言ではないのか」というものであり、蓮舫代表の発言が波紋を広げる可能性についての認識を質した形でした。 折しも自民党の安倍総裁が都議選前日に「こんな人達に負けない」と演説で発言、これに対する批判が広がっていただけに、戸籍謄本の公開を求める人々が一部であるとは言え蓮舫代表が「差別主義者」「排外主義者」などと表現した点やこれに民進党議員が含まれるのかという点からのコメントを求める質問だったとも受け止められますが、「何を聞いてるのか」「書きたいことの確認質問」などと断じた蓮舫代表の書き込みは注目を集めそうです。 また、加計学園問題に関して連日のように記者からの厳しい質問に晒されている菅官房長官がもし、蓮舫代表と同じようにSNSなどで発言したらどのような批判が巻き起こるだろうかと考えれば、野党第一党の党首としての蓮舫代表による今回の発言をメディアがどこまで取り上げるかはその姿勢を知る指標になると言えるのかもしれません。 いずれにせよ7月13日の会見では戸籍に関する質問を禁止しただけでなく、別件でも記者の発言を「会見にふさわしくない発言」だとして「議事録から抹消する」と指摘(関連記事参照)、言論の自由の観点から問題だとの声が上がっている民進党が、会見後にも蓮舫代表が記者の質問を公然と批判するという新たな話題を提供したことで、その体質が鮮明に浮かび上がっている印象は拭えません。 7月13日の蓮舫代表記者会見は民進党の支持率に影響すると思う? 民進党の支持率を上昇させると思う 影響は与えないと思う 民進党の支持率を低下させると思う わからない 結果を見る 過去のアンケート結果一覧 地方議員のための役所を動かす質問のしかた 著者川本 達志 価格¥ 2,484(2017/09/29 04:27時点) 出版日2017/07/15 商品ランキング90,140位 単行本184ページ ISBN-104313180559 ISBN-139784313180550 出版社学陽書房
Read More女性の内閣支持率が落ちたのはワイドショーの刷り込みのおかげ?民進党・江田代表代行の発言が物議
民進党の江田憲司代表代行が7月10日に発したツイートが物議を醸しているようです(画像はTwitterより)。 江田代表代行は7月10日、安倍政権への女性支持率が大きく低下したとする読売新聞の記事を添付したTwitterで「私の旧来の持論だが、政治の浮沈はワイドショーで決まる」「女性の内閣支持率が落ちているのはこの要因が大きい」と述べ、その後「ワイドショーは視聴者に『刷り込み』を行う」などと語っていました。 江田「私の旧来の持論だが、政治の浮沈はワイドショーで決まる。今回、大幅に内閣支持率が落ち、特に女性の支持率が落ちているのはこの要因が大きい。昔、私はレギュラーコメンテーターを務めていた。」 江田「各局で朝から夕方まで続くワイドショーはまるで判で押したように同じ話題をこれでもかというように取り上げ、視聴者に「刷り込み」を行う。事前談合などはなく、前日の分刻みで出る視聴率折れ線グラフで高い話題を取り上げると結果的にそうなるのだ。」 江田「今回の都議選自民党惨敗や支持率低下は、「豊田罵詈雑言問題」や「稲田自衛隊利用発言」等々をこれでもかと連日取り上げたことが大きい。今や影響力があるのは「活字」(新聞)ではなく「画像」(テレビ)なのだ。」 これらの発言に対しては「確かに現実はその通り」という肯定的な意見も見られてはいるものの、いくつかの点から批判を浴びているようです。 まず刷り込みを行うワイドショーの影響で女性の支持率が落ちているとの見解に対し「女はワイドショーに流されやすいということか」「女性を馬鹿にした捉え方ではないのか」という指摘が出ている点。それからワイドショーの伝え方が政治に大きな影響力を持っているというのであれば政治家としてはこれを懸念すべきではないのか、ワイドショーで浮沈が決まるような政治で良いのかという疑問も聞かれています。 更に安倍政権の支持率低下の話題であることから「ワイドショーが朝から晩まで視聴者に刷り込みを行なってくれるおかげで流されやすい女性の支持率が落ちて民進党としては嬉しい」という形で受け止めた人々からは「国民は怒った方がいい」という声も出ている他「それがわかってても支持率が上がらない民進党って本当にダメなんだね」といった辛辣な意見も見られており、野党第一党の幹部である政治家の発言としては失言に当たるのではないか、と感じる人もいるようです。 「この発言は女性をバカにしてないか?」 「ワイドショーの刷り込みに女性が影響受けるってことか」 「女性を見下してるみたいで感じ良くないね」 「女性と情弱をバカにしてるんだろうなぁ」 「女は流されやすいと言いたいのか?政治家が言うのはどうなんだ」 「政策より刷り込みで勝負だ、と。国民は怒ったほうがいいぞ」 「昼間からワイドショー見てる連中が日本の政治決めてるってこと?」 「ワイドショーで政治が決まってしまうことに疑問を感じないのか」 「ワイドショーの政治報道批判かと思ったら違った」 「民進党はワイドショーに受ける政治を目指します!」 「わかっててやってるところがキライだわ」 「正しいとは思うけど政治家がこれを認めたらダメだろう」 「これが持論なの?なんだかねぇ」 「かなりの失言だと思うんだけどわかってないんだな」 「まぁ実際そうなんだけど政治家なら批判的になれよ」 「新聞各社がこの発言を叩かないのは何故なんだろう」 「それがわかってても支持率下げてる民進党って・・・」 江田憲司議員は民進党の危機にどうすると思う? 民進党に残り立て直しに尽力すると思う 都民ファーストの会に合流すると思う 自民党に入党すると思う 自民・民進以外の党に行くと思う 新たな政党を立ち上げると思う 無所属で活動すると思う その他 暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン 著者ティモシー・スナイダー,Timothy Snyder 価格¥ 1,296(2017/09/27 13:48時点) 出版日2017/07/15 商品ランキング12,922位 単行本144ページ ISBN-104766424387 ISBN-139784766424386 出版社慶應義塾大学出版会
Read More東京ガスのTVCMが批判殺到で放送中止に?「リアルすぎる」「いいとおもうけど」賛否分かれ注目拡大
Home ネット事件東京ガスのTVCMが批判殺到で放送中止に?「リアルすぎる」「いいとおもうけど」賛否分かれ注目拡大 東京ガスのTVCMが批判殺到で放送中止に?「リアルすぎる」「いいとおもうけど」賛否分かれ注目拡大 2014/7/4 09:55ネット事件動画, 東京ガスComments Off TweetPocket 東京ガスのTVCMに批判が殺到して放送中止になったとされる件が話題になっています。 話題になっているCMがこちらです。 就職活動の厳しさと家族の温かみについて触れている作品になっていますが、この件に言及したツイートが10,000回以上RTされ話題が拡散しています。 東京ガスのCMが批判殺到で放送中止になった件、これは現実光景です。もし、厳しい現実に目を背けたいということからならば、現実を変えることはできないと思います。社会の中の貧困などの厳しい現実から目を背けることに通じてなければよいのですが。https://t.co/EjerBrqydv — つるのたかひろ (@tsuruyan) 2014, 7月 1 発端は放送中止の件を取り上げたネットメディアの最近の記事のようですが、その記事には50,000以上のいいね!や3,000回以上のRTが行われています。 「母からのエール」篇は東京ガスのWebサイトを見ると2月に公開されたもののようですね。 このCMが放送中止になったことについて、ネットでは各所で賛否両論飛び交っているようです。 「リアルすぎる」「なまなましい」「ハッピーエンドじゃないから」といった声が批判派から出ている一方、「何が悪いのか全くわからない」という声も多くあるようです。 視聴者の声、としてはこちらに紹介されていました。 【キャリアパーク】なぜか批判殺到!?就活の残酷さと母の優しさが心にめちゃくちゃ響く東京ガスのCM 「まさかの展開。これは辛すぎるでしょ。心暖まるとこもあるけど、どちらかというと辛すぎる。東京ガスのお涙頂戴CMなのはわかるけど、やりすぎた感がある。」(長野, Y.A.) 「アカン。女の子かわいそう過ぎる。自分も就活苦労してる最中だから、自分のことのように感じてしまう。就活生の心理を悪用している気が・・・」(京都, Y.S.) ネットの著名人の意見をいくつか見てみると、放送中止が適切とは思わないという声が目立っていました。 誰がどう抗議してそうなるのか → 打ち切りになった東京ガスのCM「母からのエール」篇が胸に突き刺さる http://t.co/8v0MOUc49V @EQLAIR_jpさんから — 松尾貴史 「季刊 25時」 (@Kitsch_Matsuo) 2014, 6月 30 就職活動をがんばっても内定がもらえない女子大生をテーマにした東京ガスのCMがクレームだか圧力だかで放送禁止になったそうです。そんなことまでして「アベノミクスで好景気」を演出したいのでしょうか?あたしは、このCM、とっても好きです→ https://t.co/xOyTCqFh0r — きっこ (@kikko_no_blog) 2014, 7月 3 この問題、テレビを見ないので今まで知らなかった。私は別に不快とは思わないが、「深刻な問題を広告の題材に使うな」という人がいるのは分かる気がする。 / 批判が相次ぎ打ち切りになった東京ガスのCM「母からのエール」篇が胸に突き刺さる http://t.co/d8FSJXMvij — […]
Read More「自分が納得出来ないからといって何回も質問繰り返すのは控えるべき」菅官房長官が東京新聞記者に苦言
菅官房長官が7月4日の記者会見で東京新聞の女性記者に対し苛立ちを隠そうとせず「自分が納得できないからと言って何回も何回も質問するのは如何なものか」と苦言を呈す場面がありました(画像は政府インターネットテレビより)。 「納得出来ないからといって何回も質問繰り返すの控えるべき」 この女性記者に対して菅官房長官は6月28日の会見でも「根拠のない発言について質問すべきじゃない」「人の噂だとか推測に基づいて言うのは失礼」などと注意していましたが(関連記事参照)、記者への注意は7月3日と4日にも相次ぎ、菅官房長官とこの女性記者の対立がエスカレートしているようにも見受けられています。 まず7月3日午後の会見では安倍首相が秋葉原での演説で「こんな人達に負ける訳にはいかない」などと語っていたことについて記者が「私も見てて衝撃的でした」などと語り政府としての受け止めを質した際、菅官房長官はこう答弁していました。 菅「失礼ですけどあなたの主観に答えることは控えたいと思います。客観的なことについて事実に基づいてご質問して頂きたいと思います」 「噂や憶測で質問するのは失礼」に続き「主観で質問するな」と手厳しく返された形のこの記者でしたが、4日の午前に行なわれた会見で今度は「納得出来ないからと言って繰り返し質問するのはどうか」と疑問を呈されてしまいます。 これは加計学園問題でこれまで同様、説明責任を果たしていないとして第三者による調査を行うべきではないのかと求めた記者に対し菅官房長官がこう述べたというもの。 菅「まず今の質問はこの場で何っ回質問したんでしょうか。何回も何回も繰り返されてます。自分自身が納得できないからと言ってですね、説明していないと断じることは、これは如何かと思いますよ」 記者は「何回も聞いているのは同じ回答しか出てこないからだ」と反論しましたが、菅官房長官は「納得できないからといって同じことを何回も繰り返し説明するのはどうかと思う」と平行線のままでした。 菅官房長官はその後、再び持ち出された秋葉原での安倍首相発言について前日に述べた「極めて常識的な発言」とする見解は変わっていないとした上で、当日発せられていたヤジなどを指して「妨害的行為があったのは事実」と批判。 女性記者に対して選挙の際は聴衆が政策をしっかりと聞くことが出来るよう各党が時間などを調整し互いに割り振りを行っていると説明、秋葉原では妨害的行為があったとの見方に理解を求めましたが、記者は「社民党共産党でもヤジは飛んでいる。別に自民党の時だけ飛んだわけではない」と答えるなど噛み合わず、菅官房長官は結局諦めたかのように再びこう述べていました。 菅「まぁいずれにしろですね、まず御自身の主観に合わないからと言ってですね、何回とこの場でですね繰り返すことは私は控えるべきだと思いますよ?」 この女性記者については6月30日の会見で政治ジャーナリストが菅官房長官に対して「しつこいとお感じになっていますか?」と質問、大きな話題になっていましたが(関連記事参照)7月3日、4日の会見を見る限り、女性記者の姿勢に変化はないようです。 菅官房長官と記者の発言 7月3日午後 記者「秋葉原のですねぇ(アナウンス「社名と氏名をお願いします」)秋葉原の、かなりの、ああいう、まぁ大声での抗議の声。あの、私も見ててかなり衝撃的でした。政府としてあのような声が出てくること自体をどのように、重く受け止めていらっしゃるのか、どういうふうに受け止められたんでしょうか」 菅「失礼ですけどあなたの主観に答えることは控えたいと思います。客観的なことについて事実に基づいてご質問して頂きたいと思います」 記者「ではじゃあ、秋葉原での声をどう受け止められたかですね、あの集会での声が、まぁあれほどの歓声の中でああいう声が出て来ること自体は、国民の、そのひとつの政権に対する怒りの声だという受け止めは特にないという理解でよろしいですか」 菅「ですからあなたの主観ですから。まぁ当然これ民主主義国家ですから、選挙運動というのは自由です」 7月4日午前 記者「(加計学園問題についての山本大臣答弁の話題)答弁は確かに記録がない記憶がないと続けております。で、こういう答えを続ける限りはですねえ、今回JNNさん朝日新聞さん調査されていますが、選挙後、今回の加計疑惑適切な回答を政府がしているかと答えているか71%、79%が答えてないと回答してるんですね。で今回の都議選に大きく影響したこの加計疑惑に対して説明責任を、このままだと果たせないのじゃないかという懸念が出ております。このことについてですねもう少し政府として全力できっちりと、説明責任を果たしてく。本当に文書がないのか、徹底的に調べていく。でもし(アナウンス「簡潔にお願いします」)内閣府としてこのような回答にとどまるのであれば、第三者による調査というのを、やっぱりしっかりやるべきではないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか」 菅「まず今の質問はこの場で何っ回質問したんでしょうか。何回も何回も繰り返されてます。自分自身が納得できないからと言ってですね、説明していないと断じることは、これは如何かと思いますよ。担当大臣が委員会の場で說明してるわけですから。それに尽きます」 記者「えー何回も聞いているのは何回聞いても同じ回答しか出て無くて、その結果わたしだけではなくですね、国民の世論調査で説明責任を果たしてないという、こういう数字が出ております。これ都議選の結果も含めてですね、重くこれは捉えなきゃいけないと思うんですね。でこれを、やはり菅官房長官含めて政府側がですねぇ、重くこの説明責任を果たしているということを、果たしてないという認識が弱いのではないかと思えるわけですね。この点いかがですか」 菅「ですから御自身で納得できないからと言ってですねぇ、同じことをこの場で何回も繰り返して質問することはどうかと思いますよ?だってこれについてはですねぇ、少なくとも所管大臣が、委員会で、公の場で何回と無く答弁されてるじゃないですか。それに尽きることだと思いますよ」 記者「ということはですね私がどうこうということではなくて政府としてはきっちり説明責任を果たしており、国民はこれに納得していると、官房長官は思われているという理解でよろしいですか?」 菅「ですから今後何かあればその都度真摯に説明していきたい。こういうことを申し上げてます。ですから今回のことまでについてはですね、それは所管大臣がいるわけですから、所管大臣が今まで、国会で答弁してるじゃないですか。それに尽きます」 記者「答弁の内容が納得できないという、この結果が都議選のあの惨敗につながっていると、いうふうに各社の分析から見れば見えます。でそのことへの認識があまりにも弱いのではないかと。あなたが思ってるからではないですかではないです。この世論調査の結果を如何に真摯に受け止められるか否か。そこを政府としてどうお考えなのかということを聞いております。」 菅「ですから同じ答えです。」 記者「ちょっと話変わりますけどえーと秋葉原の演説に関して、このような人達に負ける訳にはいかないということに関しまして昨日の午後の会見で菅官房長官は『極めて常識的な発言で、民主主義国家ですから』というご回答でした。ま、1日経ちましたけれども、今日の時点でもやはり、土曜日の安倍首相の発言に対しては、特に問題はなく、極めて常識的な発言だという理解をしているということでよろしいでしょうか」 菅「あの、全くその通りです。選挙というのはまさに民主主義国家の原点ですよ。ですから総理がそこに選挙で政策を訴えようとしている時にですね、妨害的行為があったことはこれは事実じゃないでしょうか。私は極めて残念だったと思いますよ?少なくとも、それは私達、自民党がですね、総理がそこで申しあげましたけど、自民党はこういうことはしないと。でこのような人には負けられないという主旨だったと思いますけども、そこはある意味で私当然のことだと思いますよ?それで私、あとで動画見てみましたけど『安倍・菅 監獄へ』という、そういう大きなものもありましたよ?まさに民主主義の原点である、選挙の際にですね相手候補、私共も相手候補の話はしっかり聞きますよ。それで演説する場もですね、時間割でそれぞれ調整をして、それぞれの政策をですねきちっと聞くことが出来るように、これ全部やってますよ?これはそれぞれの政党、主要な駅で事前に相談をして、妨害を止めようと。で、お互いに時間等もですね割り振りして行なってるわけですから、それは私はやはり極めて残念な、妨害的な行動だったと思ってます」 記者「他の動画見ますとですね社民党共産党でもですねヤジは飛んでおります。別に自民党の時だけ飛んだわけではございません。それでですね、あの声をですね、あの非常にわかるんですけども、有権者のこの疑惑解明に対する、もっときっちり説明するべきだと、そういうような声の受け止めは、政府、安倍首相もされていないということですね?」 菅「まぁいずれにしろですね、まず御自身の主観に合わないからと言ってですね、何回とこの場でですね繰り返すことは私は控えるべきだと思いますよ?」 記者「私の主観と言うのはですね、あのアキバでのニュースで出ている、ああいう声というのを、政府としてはどう受け止められたのかなと言う見解を聞きたかったということです。主観では、ありません!話変わりますけれども(以下略)」 菅官房長官に質問をし続ける東京新聞女性記者の姿勢を 支持する 支持しない どちらとも言えない 「日経新聞」には絶対に載らない 日本の大正解 著者高橋 洋一 価格¥ 1,404(2017/09/21 18:05時点) 出版日2017/06/17 商品ランキング7,894位 単行本(ソフトカバー)215ページ ISBN-104828419616 ISBN-139784828419619 出版社ビジネス社
Read More安倍首相の秋葉原演説会場に現れた籠池前理事長について蓮舫代表にぶつけられた記者からの質問とは
7月1日の都議選最終日に安倍首相が秋葉原で演説した際に森友学園の籠池前理事長が姿を見せたことについて、別の場所で応援演説していた蓮舫代表に対し興味深い質問が寄せられていました。 秋葉原で行なわれた安倍首相の演説会場に籠池前理事長が訪れた件は既に報じられていますが、民進党の蓮舫代表が別の場所で行なっていた街頭演説の前後で記者からの質問に答えていた際、こんなやり取りがありました。 記者「本日秋葉原で、籠池理事長が登場したんですけれども。森友学園前理事長の籠池さん。それに対して民進党の幹部が、あのー、籠池さんを、ぶつけるというような話をされていまして、それについてはどういうふうにお考えで」 (蓮舫代表、驚いたように目を見開く) 記者「もしその話が事実だとしたらどのようにお考えですか」 蓮舫「ちょ、ちょっとわからないんで」 真相についての続報が待たれます。 安倍首相の秋葉原演説への籠池理事長出現は野党側の仕込みだったと思う? 可能性はあると思う 思わない どちらとも言えない 結果を見る 過去のアンケート結果一覧 日本の軍事力 自衛隊の本当の実力 (ベスト新書) 著者中村 秀樹 価格¥ 880(2017/09/25 08:47時点) 出版日2017/07/08 商品ランキング4,286位 新書256ページ ISBN-104584125570 ISBN-139784584125571 出版社ベストセラーズ
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