東京新聞「金委員長の要求に応え冷静に対応するよう政府は米韓に働きかけているのか」菅長官会見で
菅官房長官の記者会見で質問を連発する東京新聞の女性記者が8月31日午前の会見に出席、北朝鮮ミサイル問題に関する質問を立て続けに飛ばし金正恩委員長委員長の要求に応えるよう米韓に働きかけしているのか、と質問したり、安倍首相が公邸に前泊していた件を追及し菅官房長官から「国民の安全を守ることが悪いことのようにも聞こえる質問だ」と苦言を呈される場面がありました(画像は政府インターネットテレビより)。 菅長官も苦言「国民守ること悪いことのように聞こえる」 この日は各社の記者達から北朝鮮のミサイル問題に関する質問が集中していましたが、東京新聞の女性記者は後半に質問を始めると2度に分けて連発。前段では現状の迎撃システムでは対応しきれないのではないか、などと防衛面に不安が残るという観点からいくつもの質問を投げかけ、菅官房長官は何度も「万全」という言葉を使って答弁していました。 すると記者は米韓共同演習がミサイルの発射を促しているとも言える、と指摘、北朝鮮側が出している要求に応えればミサイル発射が抑えられると考えているのか「米韓にある程度金委員長の要求に応えるような働きかけを日本政府はやっているのか」と質問したのです。 これには再び「万全の体制で取り組んでます」と答えるに留めた菅官房長官でしたが、流石に質問に呆れたのか「その内容については北朝鮮の委員長に聞かれたらどうですか?」と皮肉も付け加えていました。 その後別のメディアの記者が首相公邸前泊についていくつか質問をすると、東京新聞の女性記者が今度は政府が事前に情報を掴んでいたのなら何故国民に告知しなかったのか、という点から政府批判。 Jアラートが鳴ってからわずかの時間しかなかった、何故それを事前に国民に知らせなかったのか、今後も情報があれば前夜は首相公邸に泊まるのか、と問い質そうとしますが、菅官房長官が詳細を答えるはずもなく、逆に不快感を隠さずに「政府が国民の安全安心を守ることが何か悪いことのような質問にも聞こえる」と苦言を呈していました。 記者と菅官房長官の発言 記者「挑発的な行為を止めさせるんだという、長官の会見でご発言出ておりますが、金正恩委員長が再三に渡ってアメリカサイドに要求しているのが、21日から始まっている米韓合同演習で28,000人の兵力を動員してますが、北朝鮮の基地を叩いたり、金委員長の斬首計画ですね、これを行ったり、またレーダーに映る飛行はしないようにということを求めております。で、こういうことを実際アメリカが米韓合同演習で続けていることが、金委員長のICBMの発射ということを促しているとも言えると思うんですが、こういうことに対して、アメリカ側ともしくは韓国側との対話の中で、この合同演習の内容をですね、ある程度金委員長側の要求に応えるように、ちょっと冷静になって対応するようにと、そういう働きかけは日本政府はやってるんでしょうか」 菅「我が国としては、対話と、圧力。行動対行動。基本姿勢のもとに日米の強力な同盟の中で国民の皆さんの安全安心は守っていくと。万全の体制を取り組んでます。その内容については、北朝鮮の委員長に聞かれたらどうですか?」 記者「北朝鮮とのパイプがないのでわからないのですが今のご発言ですとある程度練習(演習?)内容についても北朝鮮側の要望に応えて冷静かつ慎重な対応にするように米韓サイドに日本政府としては求めているというご理解でよろしいですか?」 菅「我が国としてはありとあらゆることが対応できるように万全の体制で取り組んでいるということです」 (中略) 記者「発射の日は、5:58に発射されまして、6:02にJアラートが鳴っております。で、あの、上空通過が6:05くらいだとすると、3分くらいしかですね、Jアラートを発信された人々は、逃げる時間に余裕がなかったわけです。前夜にある程度の状況を把握していたとなると、何故それを事前に国民に知らせていないのか。知らせる必要がなかったという判断であれば、これがつまり領土領海外に飛ぶので落下する可能性がないから大丈夫も含めて、事前に通知することの方が、やはり国民の万全、安心安全を保つためには必要なじゃないでしょうか」 菅「事柄の性質上答えることは控えたいと思いますけど、政府としては万全の対応で臨んでます。そして、こうした挑発行動を、何回と無く、国連決議にも従わずに繰り返す。そうした無法の国家があるということは事実です。そういう中で私たちは万全の体制を取っている。それに尽きます」 アナウンス「この後公務がございますのでご協力をお願い致しまーす」 記者「公邸にですねぇ、泊まった日だけ次の日発射されてんですね。これ今後ですねぇ政府が何も言わなくても、首相動静を見て『公邸に泊まるな』と思ったら次の日はミサイルが飛ぶのかと。9月9日、先ほど質問で出ておりましたが、建国記念日にまた発射するんじゃないかという情報が流れております。公邸にやはり今回もそういうような情報が入れば、あの前夜に、泊まるということになるんでしょうか」 菅「(少し大きな声で)政権として万全の体制を整えて国民の安全安心を守ることが何か悪いことのような質問にも聞こえましたけど。政府としては常日頃から冷静に国民の安全安心を守ることに万全を尽くしてます。それに全てが尽きます」 夏休み後も始まった菅官房長官vs東京新聞女性記者のバトルについて 記者には更に厳しく政府を追及することを期待している 記者のやり方はもう見たくない その他 結果を見る 過去のアンケート結果一覧 悲しいサヨクにご用心! 著者倉山 満,杉田 水脈,千葉 麗子 価格¥ 1,404(2017/10/27 07:11時点) 出版日2017/09/07 商品ランキング4,790位 単行本(ソフトカバー)207ページ ISBN-104828419748 ISBN-139784828419749 出版社ビジネス社
Read More前原誠司議員がネット上の悪評対策に本腰入れる決意を示す「検索するとダーッと並ぶ悪口を下に」
民進党の前原誠司議員が代表選における討論で、自身が代表に就任した場合には民進党についてのネット上の悪評対策に乗り出す方針であることを明らかにしていました(画像は民進党動画より)。 これは8月28日に行われた代表選「東京・南北関東ブロック討論集会」で地方の県議からの質問に答えた際の発言に含まれていたもの。 県議は民進党が反対ばかりの政党だと思われている、政権に協力もしている面も多くあるにも関わらず実績が知られていないとして枝野・前原両候補に対し民進党の発信力をどう考えるかという問いを投げかけていました。 まず発言した枝野議員は「野党がどれだけ対案を出してもメディアが取り上げない」と指摘。その理由は野党が対案を出しても実現可能性がないため、また政府提出の法案に賛成した所で野党が賛成するくらいだから争点が足りないため、要するに報道する価値がないからだ、と指摘。 従ってメディアによる発信を前提にするのではなく、党員やサポーターなど草の根レベルから対応していけるよう情報共有を進めることによって解決すべきだ、との見解を示します。 これに対し前原議員は「私が代表にならせて頂ければ広報を強化したい」として別の観点から民進党の発信力強化を図る考えを明らかにすると、ネットに広がっている悪評への対策を強めていく必要性に言及していました。 自民党を例に挙げ「広告代理店を使って徹底的にやっている」と語る前原議員は、一方で民進党についてYahoo!やGoogleの名前を出した上で「ダーッと悪口が並ぶ」と現状に懸念を示すと「そういうものを下にやる」と同時に好ましい検索結果が上位を占めるような対策を講じるべきだと述べ、こうした取り組みが「我々にはまだまだ足りない」と分析していました。 前原議員の発言 前原「私が代表にならせて頂ければ、広報を強化したいと思ってます。特にSNSを含めた広報を。例えば皆さん、自民党って、電通という会社、子会社まで作ってですね、例えばYahoo!とかGoogleで前原誠司と検索して頂ければ、ダーッと悪口が並びます。で、例えばそういうものを下にやるとかね。そして、前原誠司ってこんないい人なんだ、チャーミングな人なんだ。ないかもしれないけど。そういうものが上に来るとかね。そういったようなことも含めて、徹底的に広報戦略をやってるんですね。で、我々はそれはまだまだ足りないと思っておりますので、広報戦略をしっかりやりたいと。」 韓国・韓国人の品性 (WAC BUNKO 261) 著者古田博司 価格¥ 994(2017/10/24 19:40時点) 出版日2017/08/25 商品ランキング6,099位 新書224ページ ISBN-104898317618 ISBN-139784898317617 出版社ワック
Read More「イージス・アショアには問題が有る」「報復される危険高まる」今度はミサイル問題で政権批判か
国会内で自民党議員の肩に「触れた」ことで強い批判をあびた民進党の階猛衆議院議員が8月28日にブログを更新し、北朝鮮問題に関連した日本の防衛装備に批判的な見解を示しています(画像は階議員の公式サイトより)。 階議員は8月27日に「富士総合火力演習」を視察したという話から日本の国家防衛には生命の危険と多額の費用を伴う、と指摘。まずイージス・アショアが高額だという点から「社会保障など他の予算にしわ寄せが来ないかどうか、チェックする必要がある」と懸念を示します。 そして仮に北朝鮮がグアムに向けて日本上空を通過するミサイルを発射したケースについて「日本の存立危機事態にも当たりません」として、米国からの要請でこれを迎撃すれば「明らかな憲法違反」に加え「北朝鮮から日本が報復される危険が高まります」と主張。 その上で「こうした危険をどう防ぐのか」「巨額の予算をどこから捻出するのか」安倍政権に対し「丁寧な説明」を求めていく、としています。 野党である以上政権監視が重要な役割であるとは言え、国家防衛においてまで何ら対案を示すこと無くイージス・アショアが「高額だ」「社会保障予算へのしわ寄せは来ないのか」また日本の上空をミサイルが通過する事態になった場合でも「存立危機事態には当たらない」「迎撃すれば憲法違反」更には「北朝鮮から報復される危険性が高まる」などとことごとく批判につなげようとする姿勢が支持を得られるかどうか、注目されます。 階猛議員は4月に国会でヤジを飛ばした自民党議員の身体に触れ「暴力ではないのか」と批判を浴びていた他、5月には衆議院本会議でテロ等準備罪法案における当時の金田法相の答弁を「オウム返しの答弁が多い」とした上で「もうひとつのオウム事件を引き起こしている」などと発言、その後自民党議員からオウム事件の被害者の心を傷つけるものだとして「断じて許すことは出来ない」と非難されるなど政策より言動が話題になる議員として知られています。 民進党の代表選では前原誠司議員への支持を明らかにしており、保守対リベラルとも評されている代表選ですが、優勢とも伝えられる前原議員が代表となった場合でも支持議員の中には国家防衛にかこつけて政権を批判しようとする者もいる、という点は知っておいたほうが良さそうです。 民進党は北朝鮮ミサイル問題を利用して政権支持率低下に繋げようとすると思う? 思う 思わない どちらとも言えない 勃発! 第二次朝鮮戦争 北朝鮮消滅シミュレーション! 価格¥ 799(2017/10/21 12:56時点) 出版日2017/07/26 商品ランキング189,714位 単行本111ページ ISBN-104800274745 ISBN-139784800274748 出版社宝島社
Read More若狭勝議員が民進党との協力関係構築を否定「少なくとも今後手を組むことはない」テレビ番組で
8月27日に放送されたテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」において、政治団体「日本ファーストの会」を設立した若狭勝衆議院議員が「民進党と組むことはない」と語る場面がありました(画像は番組Webサイトより)。 この日はビートたけし氏や阿川佐和子氏、大竹まこと氏らレギュラー陣以外に若狭勝議員、細野豪志衆議院議員、自民党の佐藤正久外務副大臣や民進党の渡辺周衆議院議員らが出演。他にもジャーナリストの有本香氏と元共同通信記者の青木理氏も加わって前半のコーナーが「新党の行方は?キーマン細野豪志議員が登場!」として進行していきました。 若狭議員と細野議員が同席するということからも注目を集めた回でしたが、まず細野議員の去就についての話題からビートたけし氏が「細野議員の離党は民進党の作戦で、前原議員が細野議員に若狭議員ごと民進党に連れてくるスパイの役割を担わせているんじゃないか」との見解を披露します。 これはネタとしての前振り的なものでしたが、そう思わせた理由は前原議員が細野議員について「心から可愛く思い能力の高い素晴らしい政治家だと思い敬愛している」「また協力できるのではないかと期待している」などと語っているためでした。 細野議員は離党の理由や経緯について説明しましたが、若狭議員は発言を求められると細野議員に対しスパイ説が事実ではないことの確認を笑いながら求め、細野議員もこれには「ありえない」とこちらも笑って答えていましたが、有本香氏がここで「あながちネタと断じるべきではないかもしれない」と指摘します。 というのも今後民進党からの離党者が増え、選挙が近づいてそれらの議員が浮足立つと若狭・細野の周囲に集まって結局民進党と似たような新党に発展していく可能性もある、そうなった場合民進党と連立を含んだ話になっていくこともあり得るのではないか、とする見方も出来るためです。 ここで若狭議員はこのように、民進党との連立はないとの意図と見られる「手を組みません」という発言をしていました。 若狭「私は少なくとも民進党とは手を組みませんから。今後。ですから、私が民進党に入るということも絶対ないですから」 民進党の代表選では野党共闘に関連して枝野議員がこれまでの野党共闘路線踏襲と見られている一方、前原議員がこれに否定的であると共に「若狭新党」について政策を見てから判断するという形で今後に含みを持たせていることから、若狭議員側からはっきりと「民進党と手を組むことはない」という発言が出たことは注目を集めそうです。 若狭議員と細野議員が新党を結成したら 無条件に支持政党とする 政策によっては支持政党とする可能性がある 支持政党とするつもりはない その他 結果を見る 過去のアンケート結果一覧
Read More旅行サイト地図に「日本海(東海)」表記見つかり騒ぎに、山田宏議員「外務省に対処させる」
韓国が「東海」の併記を主張している日本海呼称問題に関連して、日本国内の旅行サイトが提供している地図に「日本海(東海)」と記載されていることがわかり、国会議員がこれに言及する騒ぎとなっています(画像は楽天トラベルのマップより)。 これは8月19日頃からTwitterなどで話題になっていたもので、日本国内の大手旅行予約サイトが提供している地図上に「日本海(東海)」と記されていることが判明、批判が出ているというもの。問題のサイトで表記されている地図を添付したユーザーのツイートを添える形で自民党の山田宏参議院議員が8月21日の朝、このように発言しています。 山田「楽天の画像ですね。調べて外務省より対処させます。」 話題になっているのは「楽天トラベル」が提供している地図で、ホテルや旅館の地図情報を広域にしていくと日本海の部分に「日本海(東海)」と表記されているのがわかります(上記画像参照)。 GoogleMap単体で日本海部分の表記を見ると「日本海」となっており東海表記は含まれていませんが、楽天トラベルには地図データについて「2017 Google,SK telecom,ZENRIN」と記されていることから、「日本海(東海)」表記となった理由について楽天が関与していたかどうかについては不明である点に注意が必要ではあるものの、楽天トラベル内の地図として表記されている以上、説明を求める声が強まりそうです。 山田議員はこれまでにも複数回、国会で日本海呼称問題を取り上げており、4月20日にはGoogleMapにおいて日本や韓国ではそれぞれ「日本海」「東海」とのみ書かれているにも関わらず、それ以外の国では併記されていると指摘して当時の岸田外相に対し「外務省はGoogleへの働きかけを行っているのか」と質問していましたが、岸田外相からは働きかけ自体は行っているとはしたものの、その詳細についての言及はありませんでした。 韓国は第11回国連地名標準化会議においても8月16日に東海の併記を主張したと報じられたばかりで、日本政府の代表は「全く不適当な主張で、許されるべきではない」と強く反論したとされています(産経ニュースより)。 韓国との関係であなたが政権に望むのは? 関係が悪化しても譲歩しない強い姿勢 未来志向の対話継続による関係再構築 韓国に譲歩し続ける謝罪と賠償リピート その他 結果を見る 過去のアンケート結果一覧
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