2016年3月7日地震関連情報 - 台湾の研究所が日本での強い地震を予測「20日以内にM7以上の可能性」

2016年3月7日地震関連情報 - 台湾の研究所が日本での強い地震を予測「20日以内にM7以上の可能性」

3月6日の夜に台湾の地震預測研究所が日本を含む地域での強い地震を予測しています。

「20日以内に日本でM7以上の可能性」
この予測は「20日以内に日本でM7以上、あるいは北台湾でM6以上の強い地震が起きる可能性がある」というものですが、北台湾の場合陸上の直下型になるかもしれないということですので、予測が的中すれば被災クラスになる恐れもありそうです。

台湾の地震預測研究所は2月4日の日本時間早朝、台湾でM6.4の地震が発生しビルが半壊するなどの被害が出た際にも、その2日前に「中南台湾で7日以内にM6.5の地震が起きる可能性がある」と予測していました。

また年初、1月3日にはアラスカや日本でM7.6クラスの地震に言及、この時は7日以内という期間には合致しなかったものの、1月24日にアラスカでM7.1の地震が発生していました。

この時は他にも日本付近では1月9日に奄美大島近海でM5.5、1月12日には北海道北西沖でM6.0、1月14日には浦河沖でM6.7と比較的大規模な地震が相次いでいたことや、2015年の末にも予測に近い地域と規模で実際に地震が起きていたことから、この研究所の予測は最近注目度を増しているようです。

果たして3月中にM7以上の大規模地震は起きるのでしょうか。実は、日本における3月中のM7クラス地震発生を予測しているのはこの研究所だけではないことも知っておきたいところです。「2月21日地震関連情報」で紹介しましたが、日本で独自の地震発生予測を行っている研究所も、3月20日までにM7.0±0.5の強い地震が東海や伊豆・小笠原一体で起きる可能性があると指摘しており、小笠原諸島が震源の場合には巨大クラスも想定、と言及しています。

危険なエリアはどこ?
では、強い地震の発生が懸念される地域はどこなのでしょうか。3月6日に著名専門家が最新情報から予測される地域を指摘しています。日本地震予知学会の早川正士氏はメディアで5箇所に警戒を呼びかけており、東大名誉教授の村井俊治氏はテレビで震度5以上の地震が発生する可能性の高い地域を挙げていますが、いくつかの地域が共通しています。

まず東北・関東の太平洋岸、そして新潟から岐阜にかけての一帯です。前述の東海から伊豆・小笠原が含まれていませんが、早川氏が今回指摘している中に含まれている「小笠原を含む南方」に近い伊豆について、村井氏は年初にメディアで2016年に最も警戒すべきゾーンとして「伊豆諸島」を挙げていました。伊豆を含むエリアは他にも複数の専門家が危険だと言及していることから、もしM7以上の地震が近々に発生するとすれば、震源の候補から外すことは出来ないでしょう。

「地震関連情報」では既出ですが、東海から伊豆・小笠原にかけての一帯、特に伊豆において強い地震が起きる可能性については2016年になってから複数の専門家が口を揃えて指摘しており、関東から東海地方を津波が襲う恐れは十分にあると考えられています。

東日本大震災のあった3月11日をまたぐ期間でもあることや、3月9日には4年ぶりの日食が観測されることも不気味さを漂わせています。2012年5月21日の日食の際には、その4日後に青森県東方沖で震度5強を記録する地震を記録していました。

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