慰安婦合意問題で鳩山元首相「上から目線では破綻する」「日本は迷惑かけた側だと忘れるな」

慰安婦合意問題で鳩山元首相「上から目線では破綻する」「日本は迷惑かけた側だと忘れるな」

鳩山由紀夫元首相が5月11日、慰安婦問題で日本に厳しい目を向ける可能性が高いとされている韓国の文在寅大統領就任に際し日本側に配慮するよう求めています(画像は鳩山元首相の公式サイトより)。

鳩山元首相はTwitterでこのように述べ、日本側が上から目線にならず誠心誠意「迷惑をかけた側」であることを忘れずに韓国の新大統領に接することが重要だとの見解を示しています。

「韓国に文在寅新大統領が誕生した。日本では慰安婦問題に厳しい大統領が誕生したといった報道がなされているが、これ以上物を申すなと上から目線の解決は、必ず破綻することが見えていたので、誠心誠意のやり方に戻すことに尽きる。日本はあくまでも迷惑をかけた側であることを忘れてはならない。」

文在寅大統領の慰安婦問題観については韓国国内でも注目を集めており、5月10日の朝鮮日報でも「韓日合意をどう扱うかに関心が注がれる」として新大統領の出方についてはまだ未知数であることを示唆しています。

しかし、同紙では文氏が3月の段階で「日本の法的な責任と公式謝罪が盛り込まれない協議は無効であり、正しい合意になるよう日本との再交渉を促す」と発言していた点を紹介するなど、日韓外相合意の再交渉を迫るなど強い姿勢で臨んでくる可能性が高いことを窺わせていますが、日本側では既に菅官房長官が韓国側に日韓合意の履行を求めて行く方針に変わりはないとの立場を明らかにするなど慰安婦合意問題が日韓関係の新たな摩擦になる可能性は拭えません。

こうした中、日本側が文大統領に配慮しろと求めた鳩山元首相の、上から目線ではダメだ、誠心誠意対応するのが重要だ、日本は迷惑をかけた側であることを忘れるな、といった主張に賛意が広がるはずもなく、元首相に対しては早くも批判的な反応が相次いでいます。

鳩山元首相は4月中旬にも「今こそ日本はAIIBに入るべき」などとTwitterで主張し、反発を浴びていました(関連記事参照)。

「何故そうやって中国や韓国に擦り寄ろうとするのか」
「お前は何も言わないほうがいいよ」
「首相時代も引退してからも酷いものだな」
「合意を履行しない韓国に迷惑かけられてるのは日本の方だ」
「誠心誠意のやり方って何だよ。あんな国と和解は無理だろ!」
「もう破綻してるだろ慰安婦問題は。これからは上から目線でいい」
「鳩山も日本に迷惑をかけた側であることを忘れるな」

慰安婦問題で韓国新大統領に対し日本は配慮し譲歩すべきだと思う?

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ISBN-104434216309
ISBN-139784434216305
出版社星雲社