維新・足立康史議員「共産党と協力関係にある民進党を公安調査庁の調査対象に加えるべき」国会で求める
日本維新の会・足立康史議員が、5月31日の衆議院外務委員会で民進党を調査対象団体に加えるよう公安調査庁に対し求める一幕がありました(画像は衆議院より)。
「民進党を公安の調査対象に」
足立議員は自衛隊と憲法9条、北朝鮮ミサイルといった点についての議論の後、G7の話題で紹介していた公安調査庁の「内外情勢の回顧と展望」の中身に触れ、破防法の調査対象団体である共産党に関する項目見出しが旧民主党政権において変更されていたと指摘。
足立議員によるとそれまで「共産党と過激派等」となっていた項目が過激派等と共産党を分けて節立てするように変わったということで、その理由を公安調査庁に質問していました。
公安調査庁からは検討過程における記録が残っていないため理由は不明という回答がありましたが、調査活動自体に特段の変更はない、とも述べていたことから民進党に話が移ります。
足立議員は調査対象となっている共産党が選挙協力の議論や政権を共にする提案を民進党に行なっている点に懸念を示し、「内外情勢の回顧と展望」における該当部分の見出しを再度変更すると共に民進党を必要な調査の対象とするよう求め質疑を終えていました。
この要求は早速反響を呼んでいるようですが、足立議員は質疑後に更新したSNSの中で外務委員会でも空気が変わっていた様子をこのように述べています。
「極めて論理的な内容であっても、角が立つのか私が質問すると委員会室が凍りついたように固まります。」
足立康史議員の発言
足立「この『内外情勢の回顧と展望』を拝見するとね、共産党って出てくるんですね。まぁ当たり前ですこれ。あのー破防法の調査対象団体ですから共産党が出てくるんですが、えーと民主党が政権に就くまではですね、共産党と過激派等が並んで書いてあります。『共産党・過激派等』です。
でも、民主党政権に変わってからはですね共産党をさすがにすぐ消すのはまずいということで、過激派等と共産党を分けて節立てをされてます。これなんか意味があるんでしょうか」
公安調査庁次長「お答え致します。委員御指摘のような章立ての違いというのは確かにございますけれども、その検討過程の記録が残っていない為、その理由についてお答えすることが困難でございますが、いずれにせよ、章立てが変わっても公安調査庁の調査活動に特段の変更はなかったところでございます」
足立「今おっしゃったように、民主党政権3年3ヶ月の間もですね、共産党・・・共産党さんが、ね。『さん付け』します。共産党さんが破防法の調査対象団体であったことは変わりがないし、情報当局、公安調査庁等においてもね、その取扱は民主党政権下においても変わってなかったということをちょっと改めて。変わってないですね?民主党政権下においても、共産党の扱いは変わってない。ちょっと確認だけ」
公安調査庁次長「ただいま申し上げましたようにあのー特段変わっておりません」
足立「えー時間がもうまいりますのであと一言申し上げて終わりたいと思いますが、そうした共産党とですね、民進党は選挙で協力をしようという議論をしています。かつて政権の座にあった政党として私は理解に苦しみますが、あの、こういうですね、こうした形で、公安の、或いはその他情報機関のですね、調査対象になっている共産党と、選挙協力をする。共産党から場合によっては政権を共にすることを提案されている民進党。私は、日本の情報機関はですね、是非この見出し。かつて『共産党・過激派等』となってたのが今、『過激派等』と『共産党』になってます。是非今後ですね、『共産党等』という見出しに変えて頂いて、民進党も必要な調査の対象にして頂くようお願いして、質問を終わりますありがとうございます。」
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