「批判から提案」はどこへ、蓮舫代表が「全てのベースは安倍一強を倒すことにある」と強調
民進党の蓮舫代表が6月8日の記者会見で、「全てのベースは安倍一強を倒す」と明言し改めて政権打倒への強い意思を示していました。
蓮舫代表は記者から野党共闘について何を一番国民に訴えていこうと思っているのか、と安保問題など考え方の異なる部分のあるそれぞれの党が共闘することについてどのように国民の理解を得ようとしているのか問われ、反安倍政権が核にあると強調していました。
「安倍内閣一強は断じて許されない」と語る蓮舫代表は前回の参院選からこの姿勢は野党4党で共有していると結束を強調。その上で国会が終盤になるにつれて政府の傲慢な姿勢が際立ってきており国民の不安も高まっていると思う、と「反安倍政権」で一致する野党共闘の「正当性」を主張。
そして「安倍一強を倒していくんだ。その思いが全てのベースにあるとご理解頂きたい」と述べていました。更に蓮舫代表は「そこに対して個別で加計があったり、森友であったり、或いは共謀罪であったり」と付け加えていましたが、これはまず安倍政権を倒すのが第一義であり、森友学園問題や加計学園問題、それにテロ等準備罪法案などは「安倍打倒」という幹に対する枝葉のような存在であると明かしたようなもの。
2016年9月中旬に民進党の代表に就任した蓮舫代表が街頭演説で「批判から提案の民進党に変えたい」と発言していた姿はもうありません。
政権打倒を何よりも優先するというあたかも活動家であるかのような思考に陥ってしまった民進党・蓮舫体制がどのような結末を迎えるのか、都議選の結果を含め注目が集まりそうです。
蓮舫代表の発言
(記者から野党共闘のポイントについて問われ)
蓮舫「あの、まず何度も申し上げていますけれども、安倍総理、安倍内閣一強は断じて許されない。この思いは去年の参議院議員の選挙の時から4野党は共有しています。
しかも最近、この終盤国会になって政府の傲慢な姿勢、或いは国民の疑問に対して全く答えようとしない、いわんや個人攻撃を権力の中枢が行なっていくというような政権の驕った姿勢というものに対して、国民の不安も高まっていると思いますので、まずはやっぱりシンプルな構図でしっかりとこの安倍一強を倒していくんだ。その部分の思いが全てのベースにあるということはご理解を頂きたいと思います。
そこに対して個別で加計があったり、森友であったり、或いは共謀罪であったり、全くもって国民の幸せにならないものを進めてることに対してはきっちりと反対の声を挙げていこうというところでは合意を確認しているところでございます」
2017年6月現在、民進党の蓮舫体制はいつまで続くと思う?
7月の都議選前に辞任すると思う
7月の都議選後に辞任すると思う
次の衆院選まで持ちこたえると思う
その他
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ISBN-10484706576X
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出版社ワニブックス
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