東京新聞女性記者非難で反響呼んだ石平氏に「醜悪」と噛み付いた米山新潟県知事が大量の批判浴びる
東京新聞の女性記者を厳しく非難して話題となっている評論家の石平氏のツイートに対し、米山隆一新潟県知事が「吐き気を催すほど醜悪」などと不快感を示して数多くの批判を浴びています(画像は反響を呼んだ石平氏のツイート)。
きっかけは9月7日に投稿された石平氏のこんなツイートでした。このツイートは既に15,000回以上リツイートされ、21,000回以上の「いいね」がつけられるなど反響を呼んでおり、9月9日の夜には産経ニュースが取り上げて記事にしたことからこちらも2,500回以上シェアされるなど大きな話題になっているもの。
石平「「それでも私は権力と戦う」という東京新聞望月記者の台詞を鼻で笑った。私は今まで、本物の独裁政権と戦った勇士を数多く見たが、彼女のやっていることは、何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを「権力と戦う」とは、吐き気を催すほどの自惚れだ!」
すると9月10日の朝、米山新潟県知事がこのように石平氏を「吐き気を催すほど醜悪」と表現し、強い反発を受けています。
米山「適不適の判断はさておき、いずれにせよ望月記者は自国の政府に対し直接対峙している。一方石平氏は今や、祖国を離れ、独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく日本人向けに中国政府批判を展開しているに過ぎない。闘う望月記者の歌を闘わない石平氏が笑う事は吐き気を催すほど醜悪だと思う。」
米山県知事には多くの人が日本においては自由な政府批判が許容されているが中国では事情が全く異なっており並べて比較するのは不適当ではないか、との批判を寄せている他、「適不適の判断はさておき」としている点についても「まずそこを論じるべきなのでは」という異論が見られています。
更に石平氏からは早速、自身が帰化人であるとして「帰化人を日本人と認めない排外主義的態度だ」と厳しく反論されており、米山県知事を支持するという声はあまりありません。
石平「新潟県の米山知事は下記のツイートで、「醜悪」という言葉を使って私のことを批判している。彼は意図的に、人権侵害を平気で行う中国の独裁政権と、民主主義の手続きで選ばれた日本政府と混同している。この本質の差を無視して一方的に私を攻撃するとは、公人としては不見識であり、卑劣でさえある。」
石平「新潟県米山知事は下記のツイートで、「望月記者は自国政府と対峙している」と言うが、帰化人の私にとっても日本政府は自国の政府だ。しかし米山氏は望月記者に関してだけ「自国の政府」の表現を使うが、私を中国政府と結びつける。それは明らかに、帰化人を日本人と認めない排外主義的態度だ! 」
米山県知事は石平氏に対してこのように返信。
米山「石平氏の普段の発言は、ほぼ中国政府を批判するものですのでそのように申し上げました。石平氏が日本政府と対峙なさるならそれはそれで結構かと思います。その場合、日本は民主主義国家ですので、石平氏も望月記者と同じ様に、何のリスクも無い状況で言論で対峙することになろうかと思います。」
ところで米山県知事が東京新聞の記者を擁護する姿勢を見せるのはこれが初めてではありません。8月中旬、NHK出身の和田政宗参議院議員が「東京新聞女性記者の質問は水準に達しているか?」と疑問を呈した際にも「(和田議員の)ブログ記事は水準に達しているか?」と自身のブログで反論を掲載、この記者を側面から支援する格好となっていたのです。
米山県知事のもとには多数の反応が寄せられています。
「日本と中国を同列に並べて批判する貴方の方が醜悪だよ」
「お前なんかよりよっぽど立派な日本人だと思う」
「適不適の判断がまずあるべきでしょう。さておきって何だ」
「レベルの低い批判だな。また炎上するよこれ」
「とても知事の発言とは思えない。唖然とした」
「記者の行為が政府に対峙していると言えるのか?」
「吐き気を催すほど醜悪って酷い言い草だな」
「新潟県民は本当にこの人が知事でいいと思っているの?」
「この発言は撤回すべきでしょう。新潟県民は声上げるべき」
「元新潟県民です。悲しい気持ちですねこの人には」
「新潟県民が多数決で選んだのがこれかよ」
「あの記者が中国でも同じことやったらどうなるのかな」
「こりゃ炎上だわと思ったらこいつ知事じゃねーか」
「そもそも記者に闘う姿勢を一体誰が求めているのか」
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