野田中央公園問題を「デマ」と否定した辻元清美議員に足立康史議員が反論「説明責任果たすべき」

野田中央公園問題を「デマ」と否定した辻元清美議員に足立康史議員が反論「説明責任果たすべき」

日本維新の会・足立康史議員が11月29日の夜、Twitterで立憲民主党・辻元清美議員への批判を連投しています。
足立議員は11月29日の夜、辻元議員が11月17日に公開していたブログ記事「足立議員のいう『辻元清美の疑惑』は全てデマ(第三者検証証拠あり)」を添付する形でこのようにコメントをつけ反論を開始。

足立「忙しくてコメントできずにいましたが、辻元清美氏が何を勘違いしたか国対経由で私に謝罪を求めているようなので、取り急ぎ反論しておきます。詳細は追って。」

そしてその後10回以上に及ぶツイートで「野田中央公園」問題に言及しています。「野田中央公園」問題については3月28日に産経ニュースが辻元議員に関する「3つの疑惑」として反響を呼んだ記事の中で、そのうちのひとつとして「14億値引き」という小見出しでこのように伝えられていました。

産経ニュース「同公園はもともと国有地。平成22年10月12日の豊中市議会での市側説明によると、国との契約金額は14億2386万3000円。これが計14億262万円の国庫補助金などを得て、最終的に市の負担は2124万3000円で済んだ。市に交付された国庫補助金は、リーマン・ショックの経済対策目的などで、麻生太郎内閣が平成21年度補正予算で決めたものだ。ただ、辻元氏は21年9月から22年5月まで民主党政権で国交副大臣を務めたこともあり、同年10月の豊中市議会では質問者から「政権が代わったからこうなったのか」などの指摘も出た。」

辻元議員がこの件に対し11月17日にブログで触れているのは、足立議員が11月15日の衆議院文部科学委員会で「犯罪者」「ねつ造」といった発言以外にもこのように語っていたため(関連記事)。

足立「何で森友学園やらないんですか?辻元清美国対委員長が関わってるからじゃないですか?だから是非ね、これなぜ野党が加計ばっかりやって、森友やらないのか、マスコミしっかり追及してくださいよ追及を。辻元清美国対委員長の生コンに関わる疑惑、野田公園に係る疑惑。これについても私はこれからも追及していきたいと思いますが(以下略)」

辻元議員はこれに対しブログで「辻元が補助金を出させた」「辻元は野田中央公園のある地域の地価を上げたかった」という2つの点から否定し、足立議員の言う「野田公園に係る疑惑」を「全てデマ」と主張していました。今回の足立議員によるTwitterでの反論はこれに呼応した形です。

辻元議員は前者について「野田中央公園の売却を決めたのも、補助金を決めたのも麻生政権であり、民主党政権ではありません」と無関係であると強調。更に後者については「野田中央公園がある豊中市は辻元の選挙区でもなく、これが「辻元の庭」であるという論拠もありません」と述べ、事実無根であるとの見解を示しています。

足立議員は11月29日の一連のツイートの中でこのように反論し、改めて辻元議員に対し説明を求めています。

足立「辻元議員は、野田中央公園に係る豊中市への補助金は2009年政権交代前夜の、あくまでも自民党政権時のものだと言い張ってますが、違います。制度の創設は自民党政権時の補正予算でも、豊中市に14億円を審査・交付したのは2010年2月3月。担当副大臣は辻元清美氏、担当政務官は長安豊氏。」

足立「無責任野党たちとアホの会計検査院は、森友学園への値引きが過ぎた、と言い掛かりを続けていますが、詐欺の容疑者である籠池氏に恫喝されギリギリの見積もりを重ねたのが、その本質。それに対し野田中央公園の悪質度は桁違いだ。近畿財務局が9億と見積もった土地に豊中市は14億の見積もりを提示。」

足立「野田中央公園の土地について、近財は高圧電線でマイナス20%地中ゴミでマイナス6%減価してるのに、地歴等を熟知しているはずの豊中市は高圧電線でマイナス2%地中ゴミに至ってはカウントせず。豊中市が何故そんな大盤振る舞いができたかと言えば、国交省(裏負担は内閣府)の全額負担だからだ。」

足立「辻元清美氏は、麻生政権が作った制度だと煙に巻くのに必死だが、こんなに酷い豊中市の見積もり、その不動産鑑定書の日付は2010年2月19日だ。09年の政権交代から半年ほどが経過し、辻元清美国交副大臣はこの補助事業の担当副大臣。なぜ9億が14億に跳ね上がるのか説明責任を果たすべきだ。」

足立議員はまた、これらの主張に続けて11月15日の文科委員会議事録から野田中央公園に係る部分を辻元議員が削除し謝罪するよう要求していると明かし、「辻元氏への言及に瑕疵はない」と拒否。更にこのように述べ、改めて説明責任を果たすよう要求しています。

足立「辻元氏は、かねてから、法的措置を講じる、等と恫喝紛いの発言を私に向けてきたが、一向に動きなく、全く関係ない加計学園に係る私の質疑への批判に便乗して、野田中央公園に係る自分の疑惑についても封印しようとしている。そんな暇があるなら、早く記者会見を開いて説明責任を果たせばいいだけだ。」