「ニュース女子」出演3名が杉田水脈氏・ケント・ギルバート氏らと記者会見、今後東京で抗議集会も
2月24日に東京で記者会見を開いた我那覇真子氏らが、既に送付済の辛淑玉氏宛て公開質問・公開討論申入れへの回答が現時点で届いていないことや今後東京で抗議集会を予定していることを明らかにしてます(画像は動画より)。 記者会見は2月24日の午前、東京で行われ公開質問・公開討論を申し入れた我那覇真子氏・手登根安則氏・依田啓示氏の3名の他、応援として元衆議院議員の杉田水脈氏とカリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏が出席していました。 沖縄の3名が現状を語る 記者会見は我那覇真子氏が挨拶の後、「ニュース女子」問題を取り囲む環境と自分達のスタンスについて述べると共に現状の問題点を整理、辛淑玉氏側に送付した文書を読み上げます(我那覇氏の発言は下記)。 続いて依田啓示氏と手登根安則氏がそれぞれ沖縄の現状について具体的な事例を挙げて状況を訴えていました。依田啓示氏は反対派が行っているという公道における検問に地元民である自らが遭遇した際の体験談として、反対派と揉み合いになったことから警察沙汰に発展、現地紙にまで報じられる騒ぎになってしまった一件を語り現地の実情を生々しく綴っていました。 手登根安則氏は反対派の活動が撮影されたいくつかの動画を紹介。冒頭でネットで大きな注目を集めた辛淑玉氏による発言を含む動画を見せると、反対派が基地敷地内に侵入して「救急車呼べ!ヘリ呼べ!」などと叫んでいる場面や米兵のクルマを止めて車体を叩きながら「米兵死ね!」などと激昂する反対派、さらに防衛局員に襲いかかるシーンなどから現在の沖縄は「愛国無罪」ならぬ「反基地無罪」だ、としてその状況を知って欲しいと訴えていました。 公開質問・公開討論申入れに回答なし 我那覇真子氏による記者会見導入部分の発言。 我那覇「皆さまこんにちは。『のりこえねっと』共同代表辛淑玉氏らの東京MXテレビ報道弾圧を告発する沖縄県民東京記者会見にようこそおいで下さいました。本日記者会見を行う私共3名は1月2日放映の東京MXテレビ『ニュース女子』にインタビューの形で出演いたしました。その際、沖縄に在住し反対活動の実態を知る者として当該番組において事実を述べました。 これに対し基地反対派活動を支援する『のりこえねっと』辛淑玉氏らは直後から当該番組をデマと虚偽に満ちた悪質な沖縄ヘイト番組として激しい非難を浴びせました。確かに日本は他者を尊重し、意見の異なる者の存在に寛容であることをよしとする国柄ではありますが、辛淑玉氏らの抗議のあり方は常軌を逸しており、既に悪質な言論弾圧の様相を呈していると言わざるを得ません。 真実を述べた私共もまた、間接的に言論弾圧を受けている現状です。民主主義が健全に機能するひとつは、正しい情報の公正な取扱いが社会に為されていることにあります。その実践としてニュース女子で取り上げられた私共の情報の真偽を公の場で検証して頂きたいと思います。 ここで2点、どうしても言及しなければならない問題を提示させて頂きます。ひとつは日本国内における外国人の政治活動についてです。高江騒動の折、常駐する約100名程度の反対派の活動家のうち、約30名が在日朝鮮人と言われています。朝鮮語の反戦歌もよく歌われたそうです。日本の安全保障に関わる米軍基地施設の妨害・撤去を外国人たる在日朝鮮人が過激に行うことが果たして認められるものなのでしょうか。 その実態を現地に入り取材した研究者はこの一連の反対活動を分析し、彼らの活動の背景に北朝鮮指導部の思想が絡んでいるとすれば重大な主権侵害に当たるし、大胆で組織的なスパイ活動ともいえる、とレポートしております。 ふたつめは論理のすり替えについてです。『ニュース女子』の内容について正面から争うと都合が悪いのがすり替えの理由なのでしょう。が、問題をありもしない沖縄差別・沖縄ヘイトにすり替えることは日本国沖縄県民にとって到底許容できるものではありません。 一般沖縄県民の預かり知らぬ『のりこえねっと』辛淑玉氏らの過激な反対活動を非難するこのことのどこが沖縄差別・沖縄ヘイトになるのでしょうか。我が沖縄県を自らの反日活動に利用するのはやめて頂きたいと思います。 2月13日に以上の事柄を問い質し事の理非を明らかにするために私共は連名して『のりこえねっと』辛淑玉氏共同代表に対し、公開質問と公開討論の申入れを行いましたが、回答期限の2月20日(※文書によると2月22日)を過ぎても何の返答もありません。 次に、その内容についてご紹介させて頂きたいと思います(以下略)。」 今後東京で抗議集会も 我那覇氏、依田氏、手登根氏それぞれのスピーチの後、再び我那覇氏がマイクを持ち、今回の記者会見が在日問題とは無関係であることや辛淑玉氏らの活動に改めて疑問を呈した「意見表明」をプレゼン、最後では「今後東京での抗議集会を予定している」として活動が記者会見で終わるものではないと明かしています。 我那覇「本日はこのような意見表明を行える機会が出来ましたことを大変有り難く思います。関係者の皆様誠に有難うございます。そして一言申し上げさせて頂きたいのは、今回集まったこの会といいますのは一切の政党や企業、そして宗教団体に属するものではございません。 一部私達のことをレッテル貼りをしてデマを流す方々がいますが、そのような方に騙されないように是非お願い致します。これまで、縷縷意見を述べてまいりましたが、私共の今回の抗議に対し偏見と誤解を呼び込む非難が予想されますので、前もって反論しておきたいと思います。 この度の私共の言挙げは、所謂在日問題とは一切関係がありません。『のりこえねっと』辛淑玉氏らは、日本において反日活動を行う一部の例外的な在日朝鮮人であると考えます。こういうごく一部の反日的な(不明)在日朝鮮人の方々が大変な迷惑を被っていると思います。日本と韓国は隣国同士として相互理解を深め、より良き関係を発展させなければならないと多くの方が思われていることでしょう。 ところが明らかに辛淑玉氏らの活動は日韓両国民を反目させる方向を向いています。日本人には反韓感情を、そして韓国人には反日感情を持たせることが目的としか考えられません。半島情勢を見ると日韓両国が争えば漁夫の利を得る先は知れております。日韓両国の相互理解のためにより協調出来る方向性を見出すべきであると思います。 辛淑玉氏については不思議な事があります。氏は平和と人権を叫び、沖縄のことを思うと胸が痛むと表明していますが、北朝鮮国内における凄ましい人権蹂躙については抗議行動を起こさないのは一体どういうわけでしょうか。民主主義共和国を国名に謳う北朝鮮内部において、人々は物資の欠乏や飢餓、そして生命の危険に怯える生活を数十年も強制されています。 この、現在進行中の暗黒を朝鮮人同胞として見過ごせるのでしょうか、不思議な事です。ここにお集まりの皆様はこの点についてどう思われるでしょうか。私共は辛淑玉氏らの東京MXテレビに対する抗議は、自らの活動の実態が『ニュース女子』によって暴かれ、それが地上波によって全国に拡散することを恐れて、これを封殺するためのものであると考えます。 また氏の言う沖縄差別・沖縄ヘイトはその理由付けに過ぎない、と考えます。これらのことを私共は『のりこえねっと』共同代表辛淑玉氏らに強く訴え、抗議をしたいと思っております。また、今後東京での抗議集会も予定しております。本日は誠に有難うございます。」 反対派の背景やマスコミ批判も 記者会見ではその後、応援に訪れた元衆議院議員・杉田水脈氏と弁護士のケント・ギルバート氏がそれぞれスピーチ。杉田氏は公安調査庁の「内外情勢の回顧と展望」を取り出して沖縄反対運動の背景について公安が言及している勢力を紹介(下記参照)、その後会見で流された動画に関連した情報を解説。 またケント・ギルバート氏は自身が沖縄に住んでいたこともあるとして現状に怒りを隠そうとせず、報じようとしないマスコミに対して厳しい目を向けていました。氏は「法律家としてこれだけは言っておきます」とデモ自体は言論の自由の元保障されていると釘を刺した上で「今やっているのはデモではなく暴動です」と懸念を示すとともに本土のマスコミへの要望を語っていました(下記参照)。 杉田「公安が監視をしているようなところについて詳しく書いてあります。例えば中国の所を読みますと、この沖縄の基地反対運動のバックには中国が暗躍しているということがこの中に公安調査庁の中にしっかりと書かれております。それからですね、先程私は非常にあれを見て攻撃的なこととしか思えなかったんですけど国内の情報の方を見ますと項目の中に例えば共産党とかあったりとか。共産党は公安の調査対象でございますから当然項目がございます。その上に過激派っていうのがあるんですけれども、この過激派のところを見ますと革マル派とか中核派とか、あと革労協の解放派といったところが、この反基地運動の中に入ってる。特に革労協の方はですね所謂大阪なんかのあいりん地区みたいなところにいて日雇い労働者の人をリクルートして、沖縄の基地反対運動のところに入れているということがこれ公安の報告書の中に書かれています。」 ケント「この実態を本土のマスコミ、まぁ沖縄の新聞はあんなんだからね、嘘ばっかり書くからね、頼りないですけれども、なんで本土の皆さんはこれをきちんと報道しないのか不思議でならないんですね。そこでこないだMXテレビの『ニュース女子』の中で実態を報道しようとしたことを今度BPOにかけると。(中略)沖縄を中国が領土にしたいというのが目に見えているわけですよ。それもあってですね、きちんと報道してもらいたい。杉田さんが持っている情報がこれだけありますから。日本のマスコミの皆さんがきちんと取材すればもっといろんないい情報が出てくると思います。もっと根の深い、裏付けになるような情報もたくさん出てくるでしょう。どうしてそういう仕事しないんですか?これでマスコミ人ですか?それとも沖縄に関心がないですか?日本固有の領土の一つですからね?平和な状態ではないです。一部は無法地帯に陥ってしまっているわけですから。私は悲しいんじゃなくて怒ってます。(中略)いい加減に仕事して下さい。それを言いたいです。以上です。」 記者会見の最後でハプニング連発 記者会見では最後にハプニングが続きました。時間の制限からいくつかの質疑応答があった後、終了間際に質問しようとした2人組の記者が「のりこえねっと」と関わりのある人物であったのか、「質問する権利ないですよはっきり言って今日の段階では」「質問ではなく議論をしましょう、辛淑玉氏を説得するとともに二人も出席して議論しましょう」などと男性に諭される場面があったのです。 しかしこう言われてしまうには理由がありました。実は前段があり、この2人組は我那覇氏とトラブルになっていたようだからです。最後に我那覇氏はその経緯についてこのように話していました。 我那覇「(「ひとつだけ」の声がかかって)え、ダメです。私から最後に締めくくらせて頂きたいと思います。お時間になりました。皆様最後までおつきあい有難うございます。もうひとつ申し上げなければならないのは彼らお二人というのは私が住んでいる名護まで来ました。そして取材の許可を出していないにも関わらず動画を撮影し、そして公に勝手に公開しています。私の家族も映っています。そういう風なルール違反の方をまずそもそも取材陣として受け入れることも出来ません。しかし私達はお二人に座って頂きました。これは我々が寛容であると思って頂ければと思います(周囲から笑い声)。本日は皆様有難うございました(拍手)。」 更に終了後には記者会見に訪れていた年配と思われる男性によるこんな「飛び入り」も。我那覇氏とこの男性の発言にはそれぞれ拍手が送られていました。 男性「私は今、年金暮らししてるんですけど、警視庁の*隊にいました。沖縄県出身です。今、辺野古で起きていることと成田闘争の時に起きたことがそっくりなんで心配になって来たんですよ。入れてくれるって言ったんで入って聞かせてもらいましたけどホントがんばって下さい。沖縄の人間知らないから。私もパソコンとか詳しくないんで『のりこえねっと』の件はMXで見ましたので本当、助かりました。ああ現実はこういうことなんだなぁってことがわかりました。有難うございます(拍手)。」 我那覇真子氏ら「ニュース女子」沖縄3名の動きを 応援する 応援しない その他
Read More「豊中市も2,000万円の負担で土地を取得していた」森友学園問題で維新
森友学園への国有地売却に関連して、2月23日の衆議院予算委員会分科会で日本維新の会・木下智彦議員が豊中市も国有地を実質2,000万円で取得していたと発言し注目を集めています(画像は衆議院より)。 木下議員はこれまで約14億2,000万円だったとされる豊中市による土地取得が、補助金によって実質的には2,000万円だったとこのように説明していました。 「14億2,000万だったと言ってるんですね。14億2,000万豊中市が負担したのかというと違うんですよ。私これ豊中市から引っ張ってきたんですけどね、14億2,000万の内訳。これですね7億1,000万円が公庫補助金、住宅市街総合整備事業ということで7億1,000万円国から補助金が出てるんです。で、プラス臨時交付金、地域活性化公共投資6億9,000万円出てる。豊中市の負担額はですね、なんと2,000万円なんですよ。」 この話題が関心を集めるのはこれまで、同規模の土地を豊中市が14億2,300万円で取得していたにも関わらず森友学園が1億3,400万円と破格の金額で取得していたと報じられていたためで、2月9日の朝日新聞はこれを「学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か」というタイトルで報じ、これまでにFacebookだけで13,000回以上シェアされるほどの反響が集まっています。 「財務局が森友学園に売った土地の東側にも、国有地(9492平方メートル)があった。財務局が10年に公共随契で豊中市に売ったが、価格は約14億2300万円。森友学園への売却額の約10倍とみられる。ここは公園として整備された。」 木下議員はこれらの取引における国の姿勢に対しては疑問を呈す立場で、このように発言を続けていました。 「これ国も国でですね、果たしてこの周辺の土地っていうのをですね、もう何でもいいから兎に角公共のであるんであれば二束三文で売ってもいいと、早く処分しちゃえという風に思ってたんじゃないかなとこういうの見ても思ってしまう。」 また、森友学園による土地取得の前に大阪音楽大学が問題の土地購入を申し入れていたものの交渉が不調に終わっていた点についても国に対する不信感を露わにしており、森友学園との契約条件を「スーパーオプション契約」と称して批判的に捉えていました。 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける―これだけは知っておきたい70のポイント 著者佐藤 優,井戸 まさえ 出版日2015/12/04 商品ランキング48,308位 Kindle版202ページ 出版社東洋経済新報社
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